いろんなルールがあって、帯の結び方も大変だし、と着る機会が少なくなってしまった着物。でもお正月には、和の雰囲気を楽しみたい。神社への参拝や、帰省した時の同窓会や女子会、観劇など。正絹よりずっと気軽に着られるオーガニックコットンの着物を着てお出かけしてみませんか?
「るるん」の着物は、オーガニックコットンにこだわって、ナチュラルでやさしい天然の綿そのものの色を生かしたデザインを心がけているブランド。
「るるん」の店長で、フリーアナウンサーでもある“あまやゆか”さんが提案する、オーガニックコットンの着物のコーディネートをご紹介します。
1.どんな帯にも合わせやすいアネモネ柄
反物 アネモネ柄 ピンク:39,960円(税込) お仕立て代:17,820円(税込)
アネモネの花をモチーフは「るるん」の定番柄だそう。お花の部分は、意外に落ち着いた深い紫色の染め。愛らしさの中に大人の雰囲気があります。
ベースの生地は、こまかな格子柄。オーガニックコットンの茶綿で細い縞を出し、間に藍染糸をひと筋アクセントに効かせています。シックで秋冬でも着やすい色合いは、どんな帯にも合わせやすい。ひとつずつ職人さんの手染めです。
2.ユニセックスで粋に着こなす縞柄
反物 縞柄 ホワイト/ベージュ:34,560円(税込) お仕立て代:17,820円(税込) 帯:14,580円(税込)
縞柄は、粋に着こなしたいもの。年齢や性別を問わず、男女兼用のユニセックスなライン。まるで、シャツを着るような感覚で、コーディネートを楽しめます。松煙染めの粋なグレーをベースに、ベンガラ染めのピンクのラインがアクセント。ピンクの差し色が、顔色を明るく見せてくれます。
カンボジアのオーガニックコットンの手織り半幅帯を合わせています。
3.シーンを選ばないオーガニックデニム
反物 オーガニックデニム:34,560円(税込) お仕立て代:17,820円(税込)
「るるん」のオーガニックデニムは、デニム着物にありがちな重さはまったくありません。しなやかな着心地の良い生地です。デニム織りの着尺は、粋に着こなしたり、可愛く着たり、様々シーンで大活躍しそう。裾がチラリと見えてもステキです。
女性も男性にもおすすめのオーガニックデニムですが、お子さんの浴衣、甚平に仕立てて家族でお揃いにしても、着物の楽しみがぐんと広がりそう。
4.コーディネートのポイントに半襟を
刺繍の半襟 コットンフラワー :4,050円
愛らしさの中に品の良さがある、素敵な半襟をコーディネートのポイントにしてみては。コットンフラワーは、ホワイト地、ベージュ地、ギンガムチェック地の3色展開。どの生地もオーガニックコットンのナチュラルな色合いなので、着物の色を選ばず馴染んでくれます。
5.キュートな女の子着物
女の子着物 リボン柄:21,060円(税込) こどもちりめん兵児帯:8,100円(税込)
リボン柄がかわいい、子供着物。華やかで愛らしい一枚です。キナリは無染色でブドウ色は葡萄の色素を使った染料で染められています。淡い色合いは、どんなコーディネートにも。2~3年長く着られるので、贈り物としても喜ばれそうです。
本藍染のデニム着物
「るるん」の着物は、新潟県小千谷市片貝町にある、織元・紺仁でつくられています。創業260年以上と永く、その仕事を守り続けてきた織元さん。「片貝(かたかい)木綿」という伝統の綿織物は、丈夫で扱いやすい素材です。そして、染めは紺仁の熟練の職人さんたちの手作業によるもの。
「着物」と「オーガニックコットン」を通して、次の世代へ「大切なもの」をつないでいくことが、「るるん」の想い。着物という大切な文化を、現代風にアレンジして気軽にまとい出かける機会を増やしてみては。
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オーガニックコットン, るるん, 着物
執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |