肌本来の美しさを引き出してくれるというオーガニックコスメ。成分の信頼度の高さはもちろんですが、ブランドの持つ背景まで知ることができる「オーガニックライフスタイルEXPO2023」(以下、OLE2023と表記)。世界のオーガニックコスメブランドの中でも、サステナビリティに配慮されたトップブランドに触れることが可能です。
アンネマリー・リンドナー氏
自らの肌トラブルに悩み自然派化粧品の施術を受けた体験を生かし
肌トラブルに悩む人々のために製品開発をスタート
「ANNEMARIE BÖRLIND NATURAL BEAUTY(アンネマリーボーリンド ナチュラルビューティー)は、1959年、アンネマリー・リンドナー氏によって設立されました。口にできないような合成のものを肌に与えたくないという思いから「食べられない化粧品は作らない」という基本理念を持っています。
「OLE2023 」展示会の様子
まだ世界で10社前後しか取得できないという、「環境にやさしく、社会に誠実で高品質な企業経営」を認める「CSE認証」を取得。「効果が皮膚科学的に確証されている」という項目があるドイツのオーガニック認定「Eco Control」も取得しています。
CSE認証
すべての製品は南ドイツの“黒い森(Black Forest)”で製造。水へのこだわりは特に強く、使われているのは地下160メートル以上の深層から汲み上げる“黒い森”の湧水。そのピュアで非常に柔らかい水は、製品のベースとなる特別な原材料となっています。
国から認定された有機農産物、野生植物の成分を抽出し製品に使用しているため、自然や天然資源の保護に取り組み、慎重に使用することがブランドの最優先事項。
また、黒い森はユネスコの生物圏保存地域に登録されています。アンネマリー・リンドナー氏は「動物実験や動物性製品はありません。私達には“天然の資源を取り扱う責任”があるから」と言います。
左からシシリアンブーケセラム、ベラセラム、
アルゲセラム、ブロッサムセラム
上層部はオイル下層部は美容水です
50ml :5,478円(税込)
「OLE2023」で紹介されていたのは、ブレンドオイルと美容液が二層になったセラム。ブロッサムケアセラムとシシリアンブーケセラムに、ヴィーガン処方にバージョンアップしたベラセラムとアルゲセラムが加わった4タイプ。
ヴィーガン処方にバージョンアップしたアイテム
新たに加わった2タイプは、「ANNEMARIE BÖRLIND NATURAL BEAUTY」によると、ヒアルロン酸の10倍の保水量を持つ植物性ヒアルロン酸*¹を配合したもの。アルゲセラムのブルーの秘密はパワーストーンでも人気のマラカナイト*²だそう。粉末を発酵させて抽出したエキスは、抗酸化作用*³も非常に高いと注目されています。グリーンのアロエベラセラムは、皮脂の分泌量が低下して、乾燥や肌トラブルに悩まされる敏感肌におすすめしたいアイテム。
*1アロエベラ葉汁(保湿成分)*2孔雀石抽出物(整肌成分)*3製品の抗酸化成分
ビタミンカラーは元気もでそう!
シシリアンブーケセラムの上層は、キャロットオイル*⁴にホホバオイル*⁵、ソイオイル*⁶のブレンド。下層は、美容エキスのシシリアンオレンジエキス*⁷とキャロットエキス*⁸など。使用前にしっかりとシェイクして使います。
製品類はオーガニックやヴィーガン処方、そしてフェアトレード。マリでは「有機シアバター」を、イランでは「アヘンの代わりにバラ」を育てる取り組みがおこなわれ、公正な労働条件も保証しています。さまざまな社会問題に対応する「SDGs」が実行されているブランドです。
*4β-カロチン(整肌成分)*5ホホバ種子油(保湿成分)*6ダイズ油(保湿成分)*7オレンジ果実エキス(整肌成分)*8ニンジン根エキス(整肌成分)
アンネマリーボーリンド ナチュラルビューティー https://www.annemarieborlind.net/
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