2015年3月11日(水)~13日(金)、ビッグサイトで開催された「健康博覧会」。今年で33回目となるヘルスケア業界で国内最大規模のB2B展示会です。今年のトレンドは「酵素」「水素」「スーパーフード」。初出展や地方からの出展が目立つ「オーガニック&ナチュラルプロダクツ展」で見つけた興味ある製品をご紹介します。
バラエティ豊かに揃った麹製品
蔵元が作った甘酒 天鷹酒造「有機 大吟醸 あまさけ」
天鷹酒造(栃木)の新商品は、麹をパウダー状にして作られたなめらかな「有機 大吟醸 あまさけ」。蔵元が作った甘酒ならではの「大吟醸」を商品名に冠していますが、勿論、ノンアルコール。つぶつぶがありませんので子供やお年寄りにも飲みやすく、お砂糖代わりに料理やスイーツの材料としても使いやすい甘酒です。「飲む点滴」といわれるほど栄養の塊で、夏バテ予防になることから数年前にブームになった甘酒。これから夏に向かってピッタリですね。
食べる甘酒 原田食品「食べる麹シリーズ」
飲むのではなく、モチモチ感が楽しめる「食べる甘酒」がありました。原田食品(熊本)の「食べる麹シリーズ」の一つで、無農薬栽培の発芽玄米で作られています。ビタミンB1やミネラル、食物繊維が豊富な発芽玄米には、ストレス緩和効果があるとして注目されているギャバ(ガンマーアミノ酪酸)が白米の10倍、玄米の3倍も多く含まれているそうです。ストレス社会で生きる現代人にオススメです。
牛乳を使った甘酒 白水舎乳業「みるくあまざけ 百白糀」
牛乳を使った甘酒もありましたよ。白水舎乳業(宮崎)のみるくあまざけ(牛乳甘酒) 百白糀(ひゃくびゃくこうじ)です。栄養バランスの良い牛乳の成分を、糀の出す酵素の力でアミノ酸レベルに発酵分解した、無添加で自然な甘みの機能性乳飲料だそう。宮崎は、日本書記で甘酒発祥の地とされているんですって。コノハナサクヤヒメが3人の子を育てるのに母乳が足りなくて、米で甘酒を作り育てたと宮崎県西都市にある都萬(つま)神社の縁起にあるそうです。まさに、「みるく」ですね!
乾燥・粉末タイプの甘酒 グローバルアイ「有機玄米塩麹」
グローバルアイ(山形)の有機玄米塩麹は乾燥・粉末タイプ。小さじ2杯が食塩1gに相当するという目安で、たとえば、100gの食材に対して大さじ1杯の粉末塩麹を大さじ1杯の水に良く溶かして使うそうです。手軽で簡単ですよね。軽いので外国へのお土産にも便利ですね。
有機JAS認定のオーガニックパン レモンベーカリー
北海道の地麦パン工房れもんベーカリーが北海道石狩平野の中にある新篠津(しんしのつ)村産有機小麦で作った有機JAS認定のパンを紹介していました。最終製品で有機JASマーク付きというのは本当に珍しいですよね。
有機小麦のしっかりした味を味わってくださいと、試食を勧められました。材料は有機小麦に有機砂糖、食塩にホシノ酵母と至ってシンプル。だからこそ小麦の旨みが生えるんですと、社長の荒川さん。噛めば噛むほどおいしさが広がるパンでした。
続くココナツオイルブーム!
今、話題のココナツオイルの出展社が14社も揃い、うち11社が初出展という今年の健康博。「ココナッツオイル集中展示コーナー」まで作られて、来場者を惹きつけ、そのブームを見せつけました。
天鷹酒造:http://www.tentaka.co.jp/index2.php
原田食品:http://www.higo453.com/
白水舎乳業:http://hakusuisha.jp/
グローバルアイ:http://www.globaleye-yamagata.jp/
れもんベーカリー:http://www.lemon-bakery.com/