ミントのひんやりとした味と香りはお馴染みですが、本当に香りだけで体感温度にマイナス4度もの違いが出るという、驚きの実験結果があります。(註)
ミントに含まれるメントールは、冷感作用・局所麻酔作用があり、メントールが神経を刺激することで、冷たく感じます。また、末梢血管を広げたり、発汗させたりすることによって、実際に体のほてりを冷ます働きもします。さらに、消炎・鎮痛、抗菌・抗ウイルス作用も認められています。
加えて、メントールには、腸管壁の筋肉の収縮・けいれんをゆるめる鎮痙作用や、ぜん動運動(食道から腸まで内容物を移動させる動き)を整える働きがあります。
内臓の筋肉は自律神経がコントロールしているため、自分で動かすことはできませんが、ミントを利用することで、胃腸の働きを正しい動きに整えることが期待できるそうです。
このように多くの効果があるメントールを、ペパーミントは特に多く含んでいます。古代ギリシャの時代から、ペパーミントは生薬として使われていました。英国の博物学者ジョン・レイ(1627- 1705)が薬草としての効果を発表して以降、メディシナルハーブとしての栽培が本格化されたといわれます。
(註) 香りをかがない状態で水温28度の水に手を入れて感じる体感温度と、ペパーミントの香りをかいだ状態で水温32度の水に手を入れて感じる体感温度が同レベルであり、ペパーミントの香りをかぐことで4℃も体感温度が下がる。
(出典:「香りが感覚/使用感触の判断に及ぼす効果」 (株)資生堂製品開発センター香料開発室 庄司健※発表当時)
フレグランスジャーナル社 AROMA RESEARCH No.23(2005)
〈ミントの活用法〉
ミントハーブティ
・食後や、口内のリフレッシュに。
・冷たいものや脂っこいものなどの食べ過ぎなど、胃腸の調子を整えたい時に。
ミントの香り
・冷やしたタオルにペパーミント精油を1滴垂らす。手元を清潔に保ち、体をクールダウン。
・香りをしみこませたリボンを扇風機に結び、室内をさわやかに。
・ハンカチに精油1滴をたらし、人混みなどでのリフレッシュに。
・シャンプーやボディソープをミントの香りに。
英国生まれのオーガニック&ナチュラルスキンケアブランド「ニールズヤードレメディーズ」では、2015年4月より、ペパーミントを使ったオーガニックハーブティーを数量限定で販売しています。
「ホワイトティ&ローズブレンドハーブティ」
▪日本農林規格(JAS)認定のオーガニックハーブティ
▪ティーバッグには生分解性の素材を使用
緑茶の3倍のポリフェノールを含む<ホワイトティ>と、体をキレイにする<ローズ>をブレンド。食後や紫外線を浴びた後におすすめ。
ブレンド内容:ホワイトティ、ローズ、エルダーフラワー、ペパーミント、ネトル。
ティーバック12袋入り 1,400円 + 税
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〈追加情報〉
同じく4月より数量限定で、ペパーミントを使ったボディーウォッシュも販売されています。爽快感がありそうですね!
「リフレッシュボディウォッシュ」
日本産ブラックペパーミント使用。 ペパーミント、スペアミントにレモン、ライムのさわやかな香り。
泡立ちもよく、すっきり爽快な洗い上がりです。
200mL 1,800円+税
蒸し暑い日本の夏。日常にミントを取り入れて、クール&ナチュラル、そしてエコな生活を!
お問い合わせ先: ニールズヤードレメディーズ http://www.nealsyard.co.jp/
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