2015年9月9日(水)~11日(金)まで、東京・代々木体育館で開催されたrooms 31。今回のイベントのエシカルエリアには50社以上が展開。中からいくつかご紹介します。
毎年2月にドイツ・ニュルンベルクで開催される世界最大のオーガニックの見本市BIOFACHで日本茶ブランドとして人だかりが絶えないKEIKOティのブース。オーガニックの日本茶ブランドKEIKOは鹿児島の株式会社下堂園(しもどうぞの)が、1998(平成10)年10月、ドイツ法人「下堂園インターナショナル」を設立し、ドイツを中心にヨーロッパから世界に販売している国際ブランドです。そのKEIKOをrooms 31で見つけました。今年2月に日本に凱旋したそう。グローバルテイストの、文字通り、“一味”違う日本茶を味わえます。
KEIKOティの歴史は1990年代初頭から
まだ日本茶が欧米では目もくれてもらえない1990年代の初めに、ヨーロッパに進出してから今日まで、それはそれは様々なご苦労があったそうです。たとえば、残留農薬。私たちが飲むお茶に農薬の残留があるなんて、普通、思ってもみませんよね。でも、日本では通用する製品を、1992年ドイツに持ち込んだとき、残留農薬が確認されて受け入れられなかったそうです。この時から下堂園の有機栽培への取り組みが始まり、1998年には鹿児島県川辺町(現・南九州市川辺町)に、自社農園「ビオ・ファーム」を設立しました。ブランド名のKEIKOは苦楽を共にされた下堂薗洋氏の奥様のお名前から。
▲南九州の美しい山間にあるビオ・ファーム
rooms会場では、オーガニック緑茶としては写真左から、かぶせ茶・普段用、粉茶、番茶、ほうじ茶、上級かぶせ茶、新茶(数量限定)の6種のほか、オーガニック抹茶や粉末茶も並べられていました。さらに、緑茶チョコレートも試食させていただきました。パウダーと茶葉の2種類が使われているそうで、茶葉独特の食感が楽しめる大人のチョコレートです。
ちなみに、かぶせ茶とは1週間ほど覆いをかぶせて日光を遮り新芽を育てる方法で作ったお茶。遮光することで、通常の煎茶より渋みの元カテキンは少なく、旨みの元テアニンは多くなる。また、茶葉の色も煎茶より鮮やかになるそう。
もちろん、緑茶の全商品がオーガニック認証済。チョコレートはヨーロッパのオーガニック認証を受けています。
インターネットで購入可能な公式サイトはこちらです:
http://keikotea.jp/