食べ継がれてきたこだわりの素材。カラダとココロに寄り添うような「Nojiri Keiku sweets store」

福井県鯖江市にある「Nojiri Keiku sweets store」は、地域の有機や農薬不使用で栽培される素材をメインに使ったスイーツを提供しているお店。

 そのスイーツを初めて見たとき、ひとつひとつのセンスの良さに驚いて、思わず心がわくわくしていました。2018年から活動をスタートした「野尻ケイク」。「Nojiri Keiku sweets store」を運営する「株式会社Orijin」の野尻ケイク(のじり けいく)さんへお話をうかがってみました。

シンプルでナチュラルな店舗の様子
イートインもあります

野尻さんは同じ福井県の福井市出身。福井県は素材に恵まれたところだそう。スイーツには米粉や昔から食べ継がれてきた手づくりの発酵調味料、甘酒、塩麹などの素材も使われています。

「季節に応じて、できる限りオーガニックや農薬不使用のものを使用しています。そして、季節により産地が変わるものもありますが、味噌、米麹、苺、ブルーベリー、梅など福井で採れたものやつくられたものばかり。有機や農薬不使用のお米や果実は、すべて生産者さんとつながっていて、信頼できる方達の素材でケーキができているんです。

私達の身体は自分の食べたものでできています。太陽を浴びて、大地からすくすく育ち、生命力がたっぷりのお米や野菜、果実、植物で作ったお菓子は心も体も満たしてくれるはず。それが自然に近いものならなおさらです」

 Rawチョコレート大仏-5ピース-:3,056円(税込)

原料へのこだわりや、ものづくりでこころがけていることは何でしょうか。

「動物性のもの・白砂糖・卵は一切使わずにつくっていることはもちろんですが、食べる瞬間のお客さまの顔や場所を想像しながらつくっています。あとはただ『美味しい!』って思ってもらえて、さらにケーキの中身に栄養もあって、食べた後お客さまの体にプラスになるようにつくることが私の役目だと思っています。美味しくないとだめなので、常に香りと食感は意識してつくっていますよ」

チョコレートとバナナのケーキ

色使いやカタチなど、見ているだけで幸せな気持ちにしてくれるスイーツ。野尻さんは、感覚的なものづくりをされているようです。スイーツづくりには、何か秘密がありそう。

「見た目で工夫しているところというと、美術館や自然、歴史的な建造物や神社、伝統的な場所、コンセプトを持った店を見に行った時に、その場所でケーキの形や色彩を考えるようにしているんです」

ホールケーキの数々

アート作品のようなスイーツ! ですね。強いこだわりがあるのでしょうか。

「こだわっていることは、ローやグルテンフリー、ビーガンなどを取り入れていること。商品説明には『Raw、VeganGluten Free』と明記していますが、まずは難しく考えず、手に取って食べて美味しさで幸せだなと感じてほしい。『ケーキとはこうあるべき~』みたいな固定観念はありません。素材を見てインスピレーションを得て、自由につくっています」

野尻ケイクのケーキセット定期便:3,650円(税込)※3月現在

奥深いイマジネーションにも魅了されます。幸せな気持ちになるのは、つくり手が楽しいからではないかと感じます。

「福井は季節によって気温・湿度がガラリと変わるんですよ。同じレシピでもつくり方を微妙に変えていっているので、その調整が大変ですが、常に美味しいケーキやお菓子をお届けしたい気持ちなので、やりがいがあります!

スイーツは心を温かく満たしてくれます。さらに、ロースイーツは心はもちろん、ビタミンやミネラルが豊富でアンチエイジング効果が期待できるなど、食べた方が身体に良いケーキでなんです」

最後にこれからの挑戦をうかがってみました。

「基本理念は『昔から受け継がれてきた素材をベースにして、現代のセンスで、心や体に無理をかけず健やかなるものを創造する』というものです。その第一弾が、鯖江市のスイーツストアでした。今後、このコンセプトを元にさまざまな展開を考えています。具体的には、まだ言えませんが、楽しみにしていてください(笑)」

 「Nojiri Keiku sweets store」のスイーツは、洗練されたデザイン性を持つもの。また、地域の安心できる食材が、現代のセンスに合うものへ変換されています。私達の生活に彩りや癒しを与えてくれるスイーツは、心身を健やかにしてくれそうです。

 Nojiri Keiku sweets store https://nojirikeiku.com/

 企業情報 

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奥田 景子

執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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