トルコ・クシャダスにあるトルコ最大のオーガニック・テーマパークYerlimを訪ねて その1

2016年2月27日(土)、素晴らしく晴れわたったなか(気温は24℃ほど)、トルコのアジア側、エーゲ海沿いの町クシャダス郊外にあるオーガニックパークYerlimを訪問。クシャダスはトルコ第三の都市イズミルの南に位置します。

Kushadasクシャダス湾を眺める

クシャダスには3種類のバスがあるのですが、英語がほとんど通じない中で、バスの乗り継ぎをしての訪問でした。今後、訪ねる方の参考にいうと、ホテルからドルムシュという相乗りバスのようなものに乗ってクシャダス中心部にあるミニバスステーションまで行き、ここでDavutlar行きのミニバスに乗り換えです(1人5トルコリラ)。

運転手さんにオーガニックパークの名称Yerlimを見せると、たぶん「行くよ!」とおっしゃっている様子。乗り込んで運賃を払う。その場所に着たら「ここだよ!」(たぶんそんな意味の言葉でしょう)という合図がある仕組みです。

まだ「オーガニック」がそれほど周知されていない当地では「オーガニックパーク」といってもほとんど通じなくて、「動物園」、「オリーブオイル博物館」というほうが知っているという人がいるという感じ。ともあれ、バスに乗っておよそ20分ほどで「ここだよ!」の合図があり、降りてみると、そこはオーガニックパークYerlimの真正面でした。

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入場ゲート手前左側に、農作業の発展を見せるためか、らくだ、ロバ、牛、馬、トラクターに乗っている農民の等身大の模型が左右に順に展示されています。今日は土曜日なので家族連れで入場したのでしょう、子供たちが展示物に触って楽しそう。

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3世代の家族連れでにぎわうトルコ最大のオーガニック・テーマパーク

Degirmen Park/Yerlimというこのオーガニックのテーマパークは1995年に創設。2002年には園内で行われる農業がオーガニック認定され、圃場の総面積はおよそ2ヘクタール。入り口にはトルコ語の案内しかなく、入園には大人は2トルコリラかかると書いてあるようでしたが、入り口にいた、片言の英語がわかる女性は、日本から来たことがわかると無料でどうぞと、誘い入れてくれました。

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入り口にある風車は実際に粉挽きにも使われているそう。

入るとすぐ右手にお店とカフェがあります。野菜はここで獲れたもの。大きなカリフラワーが印象的。トマトも大きさ、熟れ具合はまちまちですが、いかにも自然な感じです。パンはまだ焼きあがっていないとのこと、帰りには確かにパンも並べられていました。

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30平米ほどの店内では、野菜や果物のほか、ジャム、ドライフルーツ、オリーブオイル、ワイン、紅茶にハーブティなどの農産物加工食品を年間を通して販売。歯磨きや石鹸・ハンドクリームなどのケア用品、洗剤もあります。ほとんどの商品にトルコの有機認定マークやエコサートのマークがついています。合計100種ほど揃った商品カタログも備えてあり、Yerlimというブランドで販売されています。

yelim11加工食品の棚(左)と、ルートからは見かけませんでしたが牛も200頭ほど飼われているそうで、乳製品も並べられています(右)。

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ブランドマーク(左)とトルコのオーガニック認定マーク(右)

お店の向かい側にあるカフェでは、コーヒーや紅茶、トルコのヨーグルトドリンクのアイランや簡単な料理も供されています。訪れた日は土曜日で、祖父母・親・子供の3世代にわたる家族連れや若いカップルが多く入場していたように感じましたが、ハイシーズン(6月~8月)には、トルコ中から家族連れが訪れて、1週間の入場者が10,000人を超えるほどになるそう。

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シーズンオフだったからか、それほど触れる動物は見かけませんでしたが。子供たちのお目当ては、実際に動物に触ること。おっかなびっくりしながらポニーに餌をやったり、ポニーに乗せてもらったりしている子供たち。ポニーに乗って園内を散歩するサービスも人気です。飼育小屋にはヤギや羊、様々な種類の鶏、さらにはクジャクまでいました。

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順路の続きは次回に。

Yerlim 公式ホームページ:http://yerlim.com/
Yerlim Facebookページ:https://www.facebook.com/Yerlim-1434490720158679/

 

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