「ORGANIC PRESS(オーガニックプレス)」、「TOKYO ORGANIC LIFE(東京オーガニックライフ)」と2つのオーガニックサイトを運営している佐藤亜輝さん。どのようなきっかけでサイトを運営することになったのか、オーガニックにかける思いなどを伺いました。
●自然食業界からインターネット業界、そしてオーガニックサイト運営へ
自然食やオーガニックに興味を持ったのは、子供の頃からアレルギー体質をなんとか改善したい、というのがきっかけです。大学時代は社会福祉を専攻。老人施設でのボランティア経験などから「健康」「食」「環境」にさらに強い関心を持つようになり、ナチュラルハウスで働き始めました。青山店ではサプリメント、ハーブ、アロマやコスメを担当。いくつかの店舗で勤務を経て、溝の口丸井店のオープン時に、店長としてショップの立ち上げやオペレーション、マネジメントなど、店舗運営全般を経験できたことが大きな財産となっています。2000年のナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウェスト 出張で、アメリカと日本のオーガニックに対する意識の違いを目の当たりにしたことも衝撃でした。
ナチュラルハウスでの仕事は、とても充実していたのですが、インターネットという新しい世界を体験したいと思って転職を考えた時に、出会ったのが、健康に特化したインターネットサイト、ケンコーコムです。初めてのネットの世界は本当に知らないことだらけで、一から勉強の毎日。商品の選定や仕入れ、商品登録の部署を任されていましたが、SEO、WEBマーケティングなどネット全般に関しても学ぶ機会を頂きました。
そこで感じたのは、自分ももちろんそうだったわけなのですが、オーガニック業界はネットにうとい人も多いし、企業自身もネットを活用することに対しあまり積極的ではない、ということ。
環境のことを考えてものを作り、良い商品を扱っているのに、情報の公開の仕方を知らないのは、本当にもったいないと思ったんです。
そして、それもまぁ良し、とするような、そこはかとなく漂う「うちうち感」(苦笑)。
そんな業界の空気を変えるために何かできないかな?と思ってはじめたのが「東京オーガニックライフ」というBlogです。
インターネットという最先端の情報科学とオーガニック、一見すると相反するように見えるけれど、規模の小さな企業の多いオーガニックだからこそ、ネットをツールとしてもっと使うべきだ、と思いました。
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