報告書のさいごに、経済活動に関して、社主Prof. Dr. Götz E. Rehnが2011年1月19日フランクフルト商工会議所で行った講演の結びを紹介する:
人が経済活動に奉仕するのではなく経済活動が人に奉仕するのです。経済活動の究極の目的は最大利益の達成ではなく、人のためにできるだけ意味のある製品を開発し製造することなのです。もちろん、経済的プロセスは効率的に構成されなければなりません。もちろん、これからも活動するためには、企業は利益を上げなければなりません。
でも、利益が目的ではありません。利益は経済活動の結果なのです。これは、経済を考える新しい形です。それは社会主義的でロマン主義的な夢の世界で、将来のためのデータに基づくマネジメントではないという批判に、私は次の人たちやことがらに思いをはせるのです:
1. 私たちの経済活動に共鳴し、意味のある製品を求める新しいタイプの顧客
2. 心から関心を持って意味のある生産に協力する新しい、積極的な従業員(協力者)
3. 真にサスティナブルな経済活動によってのみ解決できる環境問題。エコ的、社会的、経済的、さらには文化的局面におけるサスティナビリティ。サスティナブルとは、人のためになることを、人がその向上心、判断能力、認識能力においてまじめに捉え、振興することを意味します。
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