Daabonとの取引の問題:
中南米最大級のオーガニック原料貿易会社Daabon(コロンビア)の下請け業者が熱帯雨林を伐採してパーム椰子油を生産し、Daabonを通して大量にヨーロッパに輸出。その一部をAlnaturaが購入していた。フードマイレージの問題や熱帯雨林の伐採など、オーガニックやサスティナビリティを標榜する企業にとってはそぐわず、マイナスイメージを喚起した。Alnaturaha事実確認をし、説明責任を果たして、取引を中止することで問題を決着させた(2010年)。
従業員との賃金交渉:
Alnaturaは一部の従業員(とくに店舗スタッフ)に最低賃金以下の賃金しか払っていないという報道がなされたことが発端。高い企業理念を掲げる企業でもこのようなことが起きるのかと非常に批判的な書き方だった。これに対し2010年4月にAlnaturaは、将来的には最低賃金は支払うと反論したが、いつからになるのかについては言及しなかった。Alnaturaはディスカウンターとは違って、社員には会社や商品に愛着を持って長く働いて欲しいという方針から福利厚生(各種手当て)やトレーニング・教育制度を手厚くしており、その価値を考えれば一概に最低賃金とは比較はできないと主張。それでも、7月には、10月からは最低賃金を最低ラインとして賃金体系を見直すとした。
商品カテゴリーリスト(食品のみ webサイトから)
– ベビー+子供用食品 おやつ
– 焼き菓子、その材料、つなぎ
– パン類
– パン用ペーストやパンにのせるもの(スパイシータイプ、ハムチーズを含む)
– パン用ペーストやパンにのせるもの(スイートタイプ、ジャムやソースを含む)
– 卵、生乳、大豆加工品、そのほかの日配品
– 肉、ハム、加工品(チルド)
– アルコール飲料(主に各種ワイン)
– 飲料(ホット)
– 飲料(クール)
– 穀類+その加工品
– 牛乳、代用乳加工品(常温)
– シリアル(ミューズリ)
– ヌードル
– 野菜・果物
– シーズン商品
– スープ、ソース
– 砂糖、フルーツソース
– 冷凍食品
– トマト加工品
– 乾燥フルーツ、シード
– スパイス、食用油
– おやつ(ソルティ)
– おやつ(スイート)
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