【Go Organics Japanの挑戦 ― 東京編 Vol.2】都内でオーガニックなベランダ菜園を

福岡では積極的に活動していたものの、東京ではコロナ渦での自粛が続きマルシェなど人が集まる活動は再開していません。

一方で、日々の暮らしに、より目を向ける時間ができました。

自炊、断捨離、ベランダ活用など、これまで時間がなくてできなかった人や興味があってもやれてなかった人もいらっしゃるのではないでしょうか?

土を選ぶ力を身につけるために大切なこと

この2年ほど、都内でベランダ菜園をゆっくり楽しんでいます。

都内で困るのは、プランターもそうですが、「土」の入手方法です。
近場のホームセンターではなく、インターネットで販売されているものを厳選したり、農家さんから送ってもらったりしています。

まず気をつけているのは「無農薬・無化学肥料の土であること」。
そして次に「動物性堆肥が含まれていない」ものを選んでいます。

農薬や化学肥料が混じっていない肥料という理由は分かりやすいと思います。
でもなぜ動物性堆肥が入っていないものなのでしょうか?

もちろん動物性堆肥がダメというわけではありません。
動物性堆肥は土壌を改良し、植物の生長を促進させたりしてくれます。

問題は、使う側に「どのような動物性堆肥なのかを知る力、選ぶ力」が必要なのです。

人間と同様に動物も何を食べているかという循環を考えていることからです。
動物性堆肥は、家畜の排泄物を堆積して発酵させたものですが、何を食べてきたか、そして発酵具合によっては土の中の腐敗につながります。
土の中は、人間の体内と同じなのですよね。

 

そういった理由から、ベランダ菜園で使う土をどんなものにするかを選びながらやっています。

ベランダ菜園では、野菜・ハーブ・エディブルフラワーまで、いろいろ栽培しています。
こちらはネギの花、「ネギ坊主」と呼ばれますね。
ネギを食べる時に切り落とした根っこの部分を、プランターに植えて再生しました。

農家さんから送ってもらったホーリーバジルの苗は、花を咲かせました。

 

ベランダという限られた場所でも、プランターと土があればいろんなものが栽培できます。
植物が成長する姿や一緒に生きる虫たちの姿をみて、人間も生かされているんだなと実感します。

 生き物の営みは小さな宇宙のようです。
たくさんの生き物に触れることができる、ベランダ菜園をはじめてみませんか?

 

Go Organics Japan 代表 田中美穂
香港・タイ・日本で活動する非営利団体「GO Organics Peace International」の日本拠点。
20155月に「GO Organics Japan(ゴーオーガニクスジャパン)」としてスタートし、無農薬・無化学肥料で農業を営む農家さん達と消費者を繋げる活動をしています。
また、農業ボランティアや農園運営での実践、シードマイスター、オーガニックコスメアドバイザー、フードコーディネーターの学びを通じて、種や土のこと、安心して使えるオーガニックコスメ、オーガニック食材を使った料理など、日常の生活に取り入れてもらうための活動もおこなっています。

https://goorganics.jp

 

 

 

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