日本では、6月から8月が最も紫外線が強い季節。最近では、天気予報で「UVインデックス」を見かけます。
UVインデックスは、紫外線の波長ごとに異なる人体への影響度合いを総合的に評価した指標。気象庁から提供されるUVインデックスの紫外線情報によって、日々の紫外線対策を効果的に行えるようになりました。
UVインデックスの5段階に分けられた指標では、8以上で日中の外出をなるべく控え、必ず長袖シャツ・日焼け止め・帽子を被るなどの配慮が必要(参考:環境省「紫外線 環境保健マニュアル2020」)。
1990年以降、つくばで観測を開始してから、紫外線量は増加し最大UVインデックス8以上の日も増加。日常生活でUVケアを習慣にすることを推奨しています。
そこで肌をすこやかに保ち、環境にも配慮し、さらに機能的にパワーアップしたオーガニックやナチュラル、サステナブルブランドのUVケアアイテムが登場しています。天然由来成分にこだわった3ブランドを紹介します。
高い機能性と海の環境も守る「Be UVデイクリーム」
Be UVデイクリーム 30mL:5,280円(税込)
全成分
(カプリル酸/カプリン酸)ヤシアルキル、酸化亜鉛、アロエベラ液汁*、
水、ラウロイルリシン、エリスリトール、タルク、グリセリン、
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-3、ペンチレングリコール、
ローズマリー葉油*、ベルガモット果実油*、ラベンダーエキス*、
(アスペルギルス/サッカロミセス)/(マグワ果実/コメ)発酵粕エキス**、
ローズマリー葉エキス、ラベンダー油*、ヒマワリ種子油、
ヨーロッパキイチゴ種子油*、クランベアビシニカ種子油、
ツボクサ花/葉/茎エキス*、チャ葉エキス*、
カミツレ花エキス*、セイヨウサクラソウ花エキス*、
セイヨウノコギリソウ花/葉/茎エキス*、
セイヨウハッカ葉エキス*、ゼニアオイ花/葉/茎エキス*、
ハゴロモグサ花/葉/茎エキス*、
ベロニカオフィシナリス花/葉/茎エキス*、メリッサ葉エキス*、
ツバキ花エキス、ミシマサイコ花/葉/茎エキス*、セージ葉エキス、
プロパンジオール、キサントフィル、β-カロチン、
オレイン酸ポリグリセリル-4、オレイン酸ポリグリセリル-6、
ポリヒドロキシステアリン酸、イソステアリン酸、
グリチルリチン酸2K、トコフェロール、エタノール
*オーガニック原料
**オーガニック由来原料
※アスベストフリーのタルクを使用しており、安全性に問題はありせん。
2024年2月22日に発売されたサステナブルビューティーブランド『Be』の「Be UVデイクリーム」は、紫外線をしっかりとブロックするため、SPF50+・PA++++と紫外線カットを国内最高基準値に。
さらに、肌の外部から付着する水分に対する日やけ防止効果の維持(強さ)を示す新基準「UV耐水性」も★★と、トリプル最高値(※1)を達成しています。
※1:日本の表示規定上最高値:SPF値およびPA値、UV耐水性が最大値の「SPF50+/PA++++、耐水性★★」であること
エコサートコスモスオーガニック認証を取得しています。紫外線によるダメージを防ぎながら、ブルーライトカット率も83.9%。
日々の化粧下地に最適のサッパリとした心地よいテクスチャーで、ラベンダー・ローズマリー・ベルガモットがベースのリラクシングな香りは『Be』独自のブレンド。「機能性とサステナブルな海の環境に配慮した処方設計」という『Be』理想のアプローチを叶えました。
毎日使うUVケアに最適の香りとテクスチャー
「サンゴの白化現象は多くの場合、海水の高水温が継続することが引き金となって起こるとされ、気候変動の抑制が不可欠です。高水温がよく要因として語られる白化現象ですが、海水の栄養塩等の成分のバランス等の海の環境を保つことが重要と言われています(※2)。
また、日焼け止めに多く含まれるケミカルな紫外線吸収剤が海の生態系に悪影響を与えていると言われており、世界では日焼け止め使用の規制を設けている地域もあります。」
※2:WWFジャパン「サンゴの白化とわたしたちにできること」(Beより引用)
優れた機能性を持つBe UVデイクリームは、ハワイやパラオの海でも使える処方になっています。
植物のパワーを生かし光をカットする「WELEDA」の「エーデルワイスUVシリーズ」
エーデルワイスUVバリアクリーム 30mL:3,080円(税込) 60mL:4,400円(税込)
SPF50+ PA+++ (顔用・化粧下地)
配合成分
水、酸化チタン、ホホバ種子油*、オリーブ果実油*、
イソステアリン酸エチル、オクチルドデカノール、
ミリスチン酸ポリグリセリル-10、
プロパンジオール、スクワラン、ベヘニルアルコール、グリセリン、
ステアリン酸、
(クエン酸/乳酸/リノール酸/オレイン酸)グリセリル、
アルミナ、ヒドロキシステアリン酸水添ヒマシ油、
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、シア脂*、
シロキクラゲ多糖体、エーデルワイス花/葉エキス*、サフランエキス、
ツボクサ花/葉/茎エキス、カミツレ花エキス、
セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、香料**、ペンチレングリコール、
水添ナタネ油アルコール、シリカ、パルミチン酸デキストリン、
キサンタンガム、アラビアゴム、
p-アニス酸、アニス酸Na、レブリン酸Na、
エタノール、酸化鉄、クエン酸
*オーガニック成分 **天然由来成分
2024年2月23日、変化し続ける外的環境から肌を守るため、新しくなって登場したオーガニックコスメブランド「WELEDA(ヴェレダ)」の「エーデルワイスUVシリーズ」。
肌色を問わず、ナチュラルに肌をトーンアップ(※1)してくれるUVクリーム。ほのかなラベンダーとシトラスの香りに癒されます。
(※1)トーンアップとはメイクアップ効果のこと
強力な紫外線・ブルーライト・近赤外線をブロック。植物由来のモイスチャーシールドによって、花粉からも肌をバリアして守ります。
エーデルワイスUVプロテクトミルク 50mL:3,080円(税込)
SPF38 PA++(顔・からだ用)
配合成分
水、酸化チタン、スクワラン、グリセリン、オリーブ果実油*、
エタノール、ホホバ種子油*、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、
アルミナ、シリカ、エーデルワイス花/葉エキス*、
トウキンセンカ花エキス*、サンシキスミレエキス、カミツレ花エキス、
アロエベラ液汁*、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス、香料**、
ステアリン酸、ベヘニルアルコール、アラビアゴム、キサンタンガム、
パルミチン酸デキストリン、p-アニス酸、
カプリン酸ポリグリセリル-3、
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、クエン酸
*オーガニック成分 **天然由来成分
植物ひとつひとつについて、独自の解釈でひもとき、確かめ、ひとの美しさ、健康へのちからにする。それがWELEDAのものづくり。
各アイテムに、キープラントのユニークな個性が生かされています。UVシリーズは、エーデルワイスの生命力に着目し製品に配合しています。
“アルプスの女王”と呼ばれている、標高1,500~3,400mの高地に育つエーデルワイス。高地の山の環境は、平地よりもはるかに強い紫外線が一年中降りそそぐ、過酷な自然環境だそう。
WELEDAでは、スイスで有機栽培されたエーデルワイスが使われています。そのエキスはレオントポド酸、クロロゲン酸を含む保湿、整肌成分。
エーデルワイスUVプロテクトミルクは、紫外線PA++・SPF38、ブルーライト96.9%カット*、近赤外線88.1%カット*と、3つの光をトリプルブロックする天然ミネラルフィルターを搭載した機能性の高いアイテム。
*第三者機関実施試験結果より
高い機能性を持ちながら、石けんでおとせる安全性もあります。
エーデルワイスUVバリアクリームは、スパイス用に雄しべ採取後に廃棄される花びらを利用してアップサイクル。植物由来のモイスチャーシールドによって、肌を花粉や微粒子のトラブルから守ってくれます。海洋生態系に配慮して、すべての紫外線吸収剤も不使用。
今年のサマーバケーションは思いきり楽しめそう!
エーデルワイスUVバリアクリーム
https://www.weleda.jp/products/detail/12450310
エーデルワイスUVプロテクトミルク
https://www.weleda.jp/products/detail/12450210
WELEDA http://www.weleda.jp/
ヴィーガンコスメブランド「efferal」の肌になじむ「UVケアクリーム」
efferal(エフェラル)ナチュラルUVケアクリーム 30g:3,850円(税込)
SPF43 PA+++ (顔、化粧下地)
全成分
水、ラウリン酸メチルぺプチル、酸化亜鉛、酸化チタン、
(C15-19)アルカン、オクテニルコハク酸デンプンAI、
プロパンジオール、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、
ペンチレングリコール、水酸化AI、イソステアリン酸、
ザクロ果実エキス、セイヨウサンザシ果実エキス、
サンタルムアクミナツム果実エキス、
シトルスグラウカ果実エキス、アカシアビクトリエ果実エキス、
ホホバエステル、ビザボロール、グルタミン酸Na、クエン酸、
ラベンダー油、ノバラ油、ニオイテンジクアオイ油、
グリチルリチン酸ステアリル、
ポリヒドロキシステアリン酸、グリセリン、
イソステアリン酸ポリグリセリル-2、トコフェロール、BG、
カプロイルプロリンNa、酸化鉄、PEG/PPG-8/18ジメチコン、
シクロペンタシロキサン、メチコン
2023年、ナチュラルコスメブランド「サプミーレ」から新ブランド「efferal(エフェラル)」が生まれました。
efferalは、Effect(効果)+Natural(自然さ)の造語だそう。そこには、より効果のあるナチュラルケア製品を提供する」という願いが込められています。すべてのアイテムは、VEGAN(ヴィーガン)認証を取得しています。
白浮きしない色付き処方なので、化粧下地に使えるUVクリーム。肌にフィットするため、あとに乗せるファンデーションのノリもよく、肌が明るくなるようです。
リキッド・パウダー、どんなファンデーションのタイプとも相性が良いタイプ。さらに、オーストラリアの砂漠地域で育った果実エキスが肌に潤いをあたえてくれます。
もちろん、サンゴに影響があると言われている紫外線吸収剤は不使用。化粧箱の印刷用紙には、サトウキビの擦りかすからつくられたバガスシュガーを使用。
そして、開封後の使用期限がわかるようPAOマークが採用されているので安心。
淡い肌色が顔を明るくしてくれそう
企画開発メンバーによる、UVケアクリームの塗り直し方法をご紹介します。効果を保つため2〜3時間ごとの塗り直しを勧められていますが、筆者も塗り直し方がわからず、そのまま1日を過ごしてしまいます。
まず、海や山など、屋外で過ごす時間が長い場合には、メイクの前に厚めにしっかり塗ることも重要だそう。
「エフェラルのUVケアクリームは、密着性が高くウォータプルーフ処方。朝、塗布して14時ぐらいに塗り直しをすれば、夕方の帰宅時の日差しもブロックしてくれます。ただ、外回りの多い日や海や山のアウトドアでは、朝に塗って、12時と15時ごろに軽く塗り直ししていただきたいです」
塗り直しの具体的な方法については。
「メイクをしている場合は、乳液を塗って軽く落とします。(ティッシュでおさえる程度)その後、UVケアクリームを塗ってパウダーで整えます」
慣れてしまえば仕事の空き時間にもできそうですね。これから、UVケアを上手におこなって、夏に負けない肌に!
efferal https://www.r-b-g.jp/category_list/efferal/
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執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |