企業哲学と基本方針
● 社会や環境の全体を熟慮し、顧客にいいものを、責任を持って販売する
Alnaturaは、これからのサステナブルな社会と地球環境には欠かせないとの認識から、「人と地球に大切なものを」をモットーに有機農業を振興し、常に消費者が求めている、あるいは責任を持って消費者に勧められる商品とサービスを提供することを社是とする。また契約生産者や加工業者、取引先さらには従業員ともオープンで責任ある、信頼性のある関係を築き、公正に協力し合い、顧客第一の精神でさらに上を目指して学びあう雰囲気を醸成している。また、社主が傾倒しているルドルフ・シュタイナーの人智学が企業哲学のバックボーンとして活動全体を貫いている(毎月発行の企業誌「アルナトゥーラ・マガジン」で2011年には各号に「人智学的展望」の付録をつけた)。
● Alnatura = 100パーセント・オーガニック
原料の95パーセントがオーガニックであれば法的には「オーガニック」の表示が可能であるが、およそ1000品目のAlnatura食品ブランドは100%オーガニックである。厳しい品質管理のもとで生産加工され、パッケージにはBioland、デメターNaturlandの有機認証マークと認証番号が記されている。以下はAlnaturaの食品に関する基本方針である:
● 原料の由来
すべてのAlnatura製品の農産物原料は有機農業により生産されたものであり、認証マークを付けている。ほぼすべてのベビーフードに使われている原料はバイオダイナミック農法による産物を由来とし、多くの乳製品はBiolandの認証マーク付き
● 原料の選択
原料選択は、純粋性(混じりものがない)と新鮮さの観点から最大限慎重に行われる。
● 製品加工
製法(レシピー)開発には中立の専門家のアドバイスを受ける。
● 化学合成添加物(人工保存料、着色料、香料)は一切使わない
● 表示価値の保持
製法開発時に、できるだけ完璧な原料を選ぶようにし、原料加工の段階でも入念に(たとえば冷却加圧のオリーブオイルやストレート果汁)厳しいガイドラインに従って行うことで、商品価値の保持を実現する。
● 天然甘味料
基本的に甘味料は控える。使用する際にも製品に合えば、あるいはできる限りはちみつや原糖、シロップを使用する。
・ 有機に関する法律で定められている通り、硫黄燻蒸(亜硫酸ガス殺菌)やイオン照射は行わない
・ 有機に関する法律で定められている通り、遺伝子組換え作物の原料や加工品は使わない
● Alnaturaの品質保証と品質管理
すべてのAlnatura製品は、定期的に中立の研究所専門家によってさまざまなパラメーターで検査され、感覚検査も経常的に行う。
・パートナーの有機生産者と加工業者ならびにAlnaturaは、第三者機関によりEU基準の有機認証を受ける。
*Alnaturaは食品以外にも子供用繊維製品や自然化粧品(alviana)も自社ブランドで保有し、さらに、日用品のナチュラル製品も販売しているが、すべての製品がそれぞれAlnaturaの独自基準により品質管理が行なわれている。
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