出典 http://www.wallpaperlink.com/bin/0612/02878.html
秋も深まって、温もりのあるものが恋しくなってきました。あたたかい毛布、セーターやソックス、そろそろお鍋も良いですね!服に合わせて、バッグと一緒にいつも入っているポーチも衣替えしてみようと思いました。
以前から気になっていた、フェルトのプロダクト。コロコロのボールのネックレスやイヤリング、ルームシューズなど。色の種類も豊富で、なんといっても癒される素材の温もりが魅力です。フェアトレードショップに、トコトコ歩くペンギンモチーフのポーチがありました。こんなかわいいポーチをこっそり持っていると、楽しい気分になります。
羊毛フェルトポーチ 小物入れ 〔ペンギン〕:640円(税込)
ポーチは、ネパールのフェアトレード団体から直輸入されたものだそう。もちろん、現地女性が手作業でひとつひとつくっているものです。レッド、ブルー、ピンクの3色ですが、微妙にペンギンの姿が違うのも手づくりならでは。ジッパーについている、丸いフェルトのボールの飾りもそれぞれ違うそう。
ネパールのおもな産業は、カシミアやウールなどの羊毛製品。フェルトは欧米人が伝えた技術で、欧米へのお土産に人気が高いものだったとか。最近、日本でもゆるくてかわいくて、癒されるネパール産のフェルトのプロダクトが人気になっています。さらに、完成度の高いものもあります。
ネパール人女性のフェルトづくり作業風景
フェルトの素朴さも、魅力のひとつ
バッグの中から見つけるたびに、なんとなく微笑んでしまうポーチは、人に自慢するよりも自分自身を満ち足りた気持ちにしてくれるもの。2015年4月25日には、ネパールでマグニチュード7.8の大地震が起きました。心に温もりを与えてくれるフェルトがつくり続けられることを祈って、このフェアトレードプロダクトを購入したいと思います。
執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |