スウェーデンのエコバッグブランド「HINZA(ヒンザ)」。1950年代にプラスチック製品を生産していたメーカーから生まれたバッグです。1960年代半ば以降は、市場やスーパーでは使い捨てで手軽なビニール袋が提供されるようになり、HINZAのバッグは使われなくなってしまいました。
昨今EU諸国では、環境や海洋生物への影響などを配慮して使い捨てプラスチックバッグを禁止する動きが活発になってきました。現在のオーナーであるKarinは、曾祖父がつくっていた当時のバッグを環境保全のために再生産を始めました。現在、再生産されたHINZAのバッグは、さまざまな用途を持つハイセンスな究極のエコアイテムとして注目を集めています。
そんなHINZAの石油を原料としていた当時の製品から、時代のニーズに合わせ新素材のプラスチックからつくられた「Green HINZA BAG(グリーンヒンザバッグ」ラインが登場しました。サイズはSとLの2タイプ、カラーはMarron、Lemon、Olive、Beige、Light Blue、Tropical Pinkと、ニュアンスのあるナチュラルカラーからキュートなカラーまでの6色展開。すべてスウェーデンでつくられています。
アウトドアでトレッキングに持ち歩いても。カラーはOlive
Green HINZA bag L(幅44.5×高さ24.5×マチ15 持ち手41㎝):5,184円(税込)
環境配慮型のGreen HINZA BAGで使われているのは、再生可能なサトウキビ由来のバイオプラスチック。サトウキビは栽培され成長する過程では、大気圏のCO2を吸収します。最終的にGreen HINZA BAGを燃やして処分することになった場合のCO2とは相殺され、地球上のCO2の増加は避けられます。
爽やかなLemonのバッグはコーデ自在
Green HINZA bag S(幅32×高さ21×マチ11cm 持ち手43㎝):4,104円(税込)
Green HINZA bagを生産するために使用される原料は、アマゾンから少なくとも2,500km離れたブラジルの亜熱帯の森で採れるサトウキビです。
インテリアの一部に。シックなカラーのBeige
Green HINZA bag L:5,184円(税込)
HINZA のバッグは、1950年代から変わらないシンプルでクラッシックなデザインが特徴。
ビーチに映えるLight blue
Lサイズは、部屋の整理にも役立ちそう。色をポイントにして収納してみたり、アイデア次第でさらに用途が広がります。
元気にしてくれそうなTropical Pink
HINZAのバッグは汚れたら洗えるもの。Sサイズなら自転車のかごにも入ります。オシャレ感がありながら、アクティブに使えて役立つバッグ。さらに自然環境や動物にも配慮されたものを選ぶことは素敵なことですね。
執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |