日本のタオル産業発祥の地といわれる大阪・泉州(現在の大阪府南西部)。泉州タオルのタオルメーカーである新田タオル株式会社(大阪府・泉佐野市)は、2019年4月8日から6月7日まで、オーガニックコットンを100%使用した「生タオル」の本生産のためのクラウドファンディングをMakuake(マクアケ)で行います。
「生タオル」とは
一般的には、近年の科学技術の発展に伴い、抗菌・防臭・冷感など付加価値の付いたタオルが多く出回っています。でも、それによって素材の良さを殺しているのではないでしょうか。
足し算でタオルを作るのではなく、余計なものは使わず、素材のポテンシャルを発揮する引き算でタオルを作る。それが究極のタオルの答えだと結論付けて誕生したのが、「生タオル」です。
「生タオル」の特徴
◎特殊な製法
一般的なタオルの製造工程では、製織しやすいように綿糸に糊剤を付着浸透させます。でも、「生タオル」では糊剤を使用せず、生糸のまま織るので、綿本来の優れた吸水性と風合いが保たれます。
自然環境に配慮し製造工程で糊を使用しない無糊タオル=ムコタオル製法です。
◎特別な糸
オーガニックコットン100%使用し、風合いを左右するパイルには、オーガニックピマコットンを使用。繊維長が長く、しっとりとした肌触りが特徴です。
オーガニックコットンとは、3年以上オーガニック農産物等の生産を実施を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準(化学合成の農薬・肥料不使用)を守って育てられた綿花のこと。
◎綿本来の自然な風合い
製織用の糊を使用しないから、従来のタオルより、ボリュームがあり、風合いも自然な柔らかさ。化学染料を使っていないので、綿本来の色=生成色をしています。
◎泉州タオルの伝統製法
最後にたくさんの水できれいに洗うから、清潔。もちろん泉州タオルだから、泉州タオルの特徴である吸水性に優れています。赤ちゃんやお肌の弱い方でも安心して使用できます。
Makuakeプロジェクト「生タオル」製品情報
オーガニックコットン 100%使用(パイル:オーガニックピマコットン)
ハンドタオル 約34cm×34cm
フェイスタオル 約34cm×80cm
バスタオル 約60×130cm
フェイスタオル1枚から様々な組み合わせで支援することができます。
Makuakeプロジェクトへはこちらから。
一般的なタオルより厚みとパイル長を長くしてあるので、ボリュームがあり、リッチな仕様になっているとか。あなたも新田タオルの「生タオル」でしかできないタオルの「生」感覚を味わってみませんか。
新田タオルとは
独自の技術とノウハウで、環境に負荷をかけないタオルづくりを実践する会社です。
タオルを製織する際に必要不可欠とされている糊材や平滑材と呼ばれるワックス・蝋ですが、新田タオルでは、これらを一切使わない「無糊タオル=ムコタオル」を開発。これにより、最終工程で河川に放流される 排水の汚染を軽減させるとともに、綿糸に糊材や平滑材を付着浸透させる工程を省くことで、電気や熱エネルギーの使用を大幅にカットし、 CO2の削減にもつながっています。
綿糸本来が持っている吸水性と風合いを生かし、自然環境に配慮したタオルづくり。新田タオルにしかできない技術とノウハウで、つかう人&つくる人そして環境に優しい、まったく新しいオリジナルタオルを提案しています。
新田タオル株式会社
企業情報
http://nitta-towel.com
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エコ, オーガニックコットン