玄米にマクロビオティックを応用したスキンケア。天然日本産原料100%コスメ「玄華」

新しい年を迎えた1月1日。マクロビオティック理論を取り入れ、完全無農薬栽培の玄米でつくられたというコスメシリーズが発売されました。ブランド名は、「玄華(ゲンカ)」です。

 

玄華を発売する株式会社マナプラスの代表を務める野口剛史(のぐちつよし)さんは、もとは調理師だったそう。調理の世界から化粧品製造会社を受け継ぎ、その後マナプラスを立ち上げたという経歴を持つ人です。

 

玄華が誕生した背景には、野口さんが一般に販売されている化粧品の「売りになる成分しか説明しない」「よくわからないカタカナや英字の成分ばかりで何由来なのかわからない」など、違和感をおぼえていたことと、全成分の表示が義務付けられているものの、すべてを理解できる人は少ないのでは、と疑問に感じていたことがあります。

スキンローション 150ml:3,024円(税込)

肌トラブルをかかえている人から「安心できるものを選びたいが、化粧品成分がわからない」という声をいただき、ちょうど福岡県で無農薬玄米を生産する農家さんと知り合ったことがきっかけとなって、玄米を使った無添加コスメシリーズの商品開発に取り組みます。

エッセンス 30ml:4,320円(税込)

玄華は、石油由来の合成成分であるパラベン、フェノキシエタノール、エタノール、着色料、鉱物油、合成界面活性剤、紫外線吸収・錯乱剤、シリコン、合成ポリマー、増粘剤(キサンタンガムなど)、アレルギーの可能性がある旧指定成分は、いっさいフリー。微量で影響はないと言われているキャリーオーバー成分まで、しっかり表示されています。

プレミアムオイル 30ml:5,400円(税込)

玄華の特徴になっているのは、マクロビオティック理論を取り入れているところ。マクロビオティック・インストラクターの野口清美さんが開発企画から参加されています。マクロビオティック理論は、自然と調和、共生しながら、自然に近い未精製の穀物や野菜を中心とした食生活で心身ともに健康で幸せな生き方を目指すというもの。野口さんが調理師だったことは、食の理論をコスメに生かすことに影響しています。

ソフトクレンジング 120ml:2,592円(税込)

身土不二(しんどふじ)という、その土地で採れたものが、その土地に住む人に合っているという考え方で、水、ヒアルロン酸(乳酸菌由来)、水酸化Na(塩由来)以外、すべて国産の植物原料に徹底的にこだわっています。また、原料のトレーサビリティも行われています。一物全体(いちぶつぜんたい)という、できるだけ未精製で全体を食せるもの(とくに穀物)がエネルギーも高く健康に良いという考え方で、福岡県の伊藤さんによって育てられている完全無農薬玄米が使われています。

玄米は農薬だけでなく、除草剤、肥料まで排除された生命力溢れる究極のものだそう。何十年も農薬を与えていない土壌で育て、田んぼでは蓮を育てることで土を活性化。また、ジャンボタニシに雑草を食べてもらうことで除草が行われています。

ピュアソープ 80g:1,728円(税込)

ヴィーガンやベジタリアン、ハラールにも対応した、たくさんのこだわりから生まれたコスメシリーズ。使われている原料はほとんど食べ物で、心身まで自然と調和し生き生きしてきそう。心と身体が喜び健康であれば、肌も健康になりターンオーバーによって美しく生まれ変わっていきます。

 

 

玄華(マナプラス) 企業情報

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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