まるで呼吸する家。環境に負荷をかけず循環する家をつくる「アトリエDEF」

いま、ライフスタイルが見直されています。働き方を変え住む場所を変えている人たちが増えています。そして暮らしには、生き方が反映されています。

長野にある「アトリエDEF(デフ)」は、“暮らし”にこだわって家づくりを行っている会社。それは、家族や周りの人たちみんなの幸せのために、安心安全な家で暮らすということ。自然素材にこだわり、職人さんたちが手間ひまをかけるという時間にこだわり、家が役割を終えた時には、土に還っていくようにすること。

素材には、住む人の健康に配慮された、国産の無垢材だけが選ばれています。輸入材や合板、接着剤を張り合わせた集成材は使われていません。天然乾燥・中低温乾燥・燻煙乾燥と丁寧に時間をかけて乾燥させることで強度が高い材質になります。防虫のための化学薬品を使用する必要もありません。

家づくりに使うのは国産の自然素材のみ、というこだわり

農産物と同じように、すべての建材のトレーサビリティが確認できます。大工さんは、一つひとつ木材の個性を見極め、自ら接合部の仕口や継手を加工する手刻みという手法がとられているそう。

職人さんたちの伝統技術が生かされています

工法は、日本で古くから発達してきた伝統工法のみ。さらに、100年200年と住み続けることができるように、建てる土地の地盤調査、建物の強度を測る構造計算や完成後の定期的な経年調査など、科学的な調査が実施されています。

心地よさが広がる空間

アトリエDEFの家には、「おなかいっぱいの家」「朝日をのぞむ家」「森の風とおる逗子の家」などなど、特徴やスタイルがわかるユニークな名前がつけられています。ネーミングによって、より家が生き生きとしてくるように感じられます。

毎年恒例のお味噌づくりのイベント

家づくりと暮らしの体験ができるさまざまなイベントも開催されています。完成した家の見学や蕎麦の収穫、味噌づくりなどの生活に根差した農的な体験など楽しそうです。

あこがれの薪ストーブ!

住み心地の良い家になるよう、キッチン工事など、規模の小さなリノベーションも手掛けられています。子どもの頃に憧れていた暮らしに近い家につくり替えていくことも可能に。

また、アトリエDEFでは、日本の山を守り育てるために、国内の森林保全及び育成を目的とした特定非営利活動法人「エコラ倶楽部」に参加して、森と人とのあり方を考えながらさまざまな活動が行われています。

 

幸せな暮らし方は人それぞれ。自分に合った暮らしとは何か、共に考え寄り添いながら家づくりされています。

アトリエDEF

企業情報

 

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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