東京オリンピックの開催を控え、急速にグローバル化が進む東京。ハラル対応レストランも増えてはいるものの、従来の飲食店ではまだまだ出汁に魚を使用していたりスタッフが材料に何が使用されているか把握してない場合もあり、トラブルが多数発生しているのが現実です。
健康上や環境問題を考慮してヴィーガンのライフスタイルをとる方や、宗教上の理由から肉食をしたくない方や、またはアレルギーのため完全魚が食べられない方もいたり、と理由は様々。
共通するのは、いちいち聞くと嫌がられるのでヴィーガンレストランと打ち出して貰えると、気苦労をせずに済むということで非常に支持が集まっています。
自由が丘はヴィーガンレストランが多数あるなかで、世界から注目されているヴィーガンレストラン「菜道(さいどう)」。2019年11月10日にハッピーカウの「Best Vegan Restaurants Worldwide」で1位を獲得し、12月にはCNNに取材されるほど。
<ワールドベストヴィーガンレストラン上位10店舗>
1. Saido – in Tokyo, Japan
2. Vegan Beat – in Athens, Greece
3. AtayaCaffe – in Berlin, Germany
4. CactusCat Bar – in Barcelona, Spain
5. Hoi Banh My Chay – Food Stall – in Hoi An, Vietnam
6. Portershed – in Christchurch, New Zealand
7. Meta Burger – in Denver, Colorado
8. Shift Eatery – in Surry Hills, New South Wales
9. Sapiens – in Santiago, Chile
10. Masala Dosa Street Kitchen – in Phnom Penh, Cambodia
HappyCow Best Vegan Restaurants Worldwide (2019年11月11日現在)
お肉、お魚などの動物原材料、精製糖(上白糖など)、アルコールを含む調味料、MSG(旨味調味料)のみに留まらず、五葷(にんにく、にら、らっきょう、あさつき、ねぎ/たまねぎ)をも一切使用しないのに、その豊富で味わい深いメニューのラインナップが驚くべきところで、世界中から人々が殺到するのも頷けます。
菜道の料理はすべてヴィーガンレシピでありながら、酒精等のアルコールも使用しておらず、イスラム教徒の訪日外国人にも多く支持されているそうです。
<オリジナルサプリ麺>
<ヴィーガン牡蠣フライは牡蠣を使用せず味を再現したもの>
<Samurai Curry UMAMI Rice カツカレーやチーズカレー。
燻製の効いた旨味豊かなカレーで、VEGANゆでたまごもあります>
また、ヴィーガンワインや日本酒の取り揃えが豊富です。ヴィーガンワイン、日本酒は、ろ過の段階で卵白とか使うことがあるのですが、そういった動物性のものをつかわず植物性のものだけでろ過を行っています。もちろん、ヴィーガンジュースもあります。
店長に想いをお伺いしました。
「ベジタリアンやヴィーガンなど菜食主義の方への対応としては、畜産品や魚を使わないだけでなく、調味料への細かな対応も必要であることから、『まず、食べることができる』を基準とした料理が多く存在します。菜道では、『食べることができる』はもちろんのこと、菜食主義でない方も一緒に楽しむことができる全く新しい東京でしか体験できないヴィーガン和食を堪能して頂きたいと思い日々メニューを取り揃えています。今回、世界一位の評価を得られたのはそのような菜道のコンセプトが支持されたものと考えております。ヴィーガンでない方にも是非お召し上がり頂きたいです!」
菜道
店舗情報
facebook: https://www.facebook.com/saido.tokyo.jp/
執筆者:ルミコ ハーモニー アーティスト・活動家。日本生まれ。フィンランド人と結婚後3児と国際的な暮らしを実践。親子で国際交流を支援するNPO法人ザ・グローバル・ファミリーズ創立者/副理事長。英語でアートをやる集団LITTLE ARTISTS LEAGUE創立者/アートディレクター。株式会社アマナ コミュニティマーケティングDiv.コミュニティプロデューサーとして多方面にて活動中。 |