9月24日は、中秋の名月。
忙しくて月を眺めることも忘れがちになりそうですが、
お月見の由来を知っていますか?
古来から人は月のパワーを信じ、月の満ち欠けとともに暮らしてきました。
十五夜は、人々が月に対して祈りをささげる行事のひとつです。
お月見のお団子をピラミッド型に積み上げますが、
なぜこんな並べ方をするのでしょうか。
それは三角形の最上部が天に向かっているとことから、願いや感謝の気持ちを月に届かせる、という人々の思いから。
大地の恵みに感謝する意味合いが強いようです。
米粉からつくられる月見団子。
中医学によると、お米は私たちのエネルギー源である「気」を補い、疲れを取ったり、胃腸の調子を整えたりしてくれる身近なパワーフード。
今年は、自分にも周りにも感謝を込めて月見団子をつくってみるのもよさそう。
ほかにも、秋の体調の変化に対応できる食養生
ところで、秋の旬な食材としては、
梨、ぎんなん、柿、カリン・・などがありますね。
これらの食材は、夏の暑さによる疲れに最適な食べ物。
呼吸器系の肺を潤し、皮膚をしっとりとさせる効果があると言われています。
(引用元:薬日本堂「病気にならない漢方生活」)
秋は乾燥する季節なので、呼吸器系の「肺」が影響してきます。
肺が弱まると水分代謝が悪くなるので、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなります。
また、体調がすぐれずにイライラするときには、ジャスミン茶がオススメ。
ジャスミン茶は、ジャスミンの葉から作られるわけではなく、緑茶やウーロン茶にジャスミンの香りを付けたもの。
オーガニックの茶葉に自宅で育てたジャスミンで香りづけをしてみてはいかがでしょうか。
乾燥したジャスミンの花やつぼみをお茶に混ぜるだけで香りづけできるので、いつでも手軽に楽しめます。
香りのリラックス効果も感じられます。
月のリズムを感じながら、食養生を生活に摂り入れていきましょう。