【 五十嵐和恵の季節に合わせた暮らし方 Vol.1 】 ポジティブ・エイジングをアドバイス-2019.2.4~5.5春の過ごし方&食べ方

2019年2月4日は立春、翌5日は旧正月。いよいよ新年のスタート。
今年は元号の変更もあり、何かとあわただしい春になりそうですね。

フードコーディネーター、ポジティブ・エイジングアドバイザーの五十嵐和恵さんのコラムが始まりました。季節に合わせ前向きに過ごす秘訣、ささやかな日々の暮らしを提案していきます。

 

春は冬ためたものをデトックスする季節

冬になると、植物は葉を落とし動物は冬眠するように、冬はエネルギーを蓄える季節。人間も寒さによる冷えからめぐりが悪くなり、いろいろなものをためこんでしまいます。

春になると、植物は芽吹き、動物は活動的に。人間も新陳代謝が活発になります。エネルギーが上にのぼる春は、冬ためたものが花粉症、アレルギー、頭痛、目の充血など頭部の症状として表われがち。

春はデトックスの季節なんです。

自然は私たちに食べるべきものを教えてくれます。筍、ふきのとう、たらの芽、うど、よもぎなど、春の野菜や山菜には苦みがありますよね。苦みには解毒作用があり、旬の食べものは最高の「薬」。

 

心身ともにめぐらせることを大切に

セロリ、クレソン、パクチー、春菊、薬味、スパイスなど、香りのあるものは気をめぐらせてくれます。生薬の「陳皮」=天日干ししたみかんの皮もおすすめです。粉末にして陳皮塩にしたり、水でもどし切って炒めものに使ったり、お風呂に入れたり、ぜひオーガニックみかんでお試しください。

店頭にふきのとうが並んでいました。あく抜きすれば簡単にできる「ふき味噌」をつくってみては。

【万能☆薬膳ふき味噌】

〈材料〉
・ふきのとう
・くこの実
・まつの実
・黒ごま
・ゆずの皮
・味噌
・砂糖
・みりん
・酒
・炒め油

〈作り方〉
①ふきのとうを水につけ、土やほこりなどをしっかり出す。
②沸騰したお湯でさっと煮てあく抜きをし、水にさらす。
(さらす時間が長いほど、苦みはなくなる。
苦みが好きな方は、あく抜きせずそのまま切って炒めても)
③水を切ったら細かく切り油で炒め、お好みの分量で調味料と味噌を入れる。
④焦がさないように注意をしながら水分がとぶまで炒める。
⑤春は「肝」が活発になるので、「肝」に作用するくこの実、まつの実、黒ごま、ゆずの皮を加えて出来上がり。

〈使い方〉
ごはんのお供として、田楽味噌として、焼いたお肉のソースとして、パスタソースとして、お好みのオイルと酸味を加えドレッシングにしても。具だくさんだから、お酒のあてとしても美味です。

 

春は環境の変化などでストレスもたまりやすい季節。陽の気を浴び、美しい花々を楽しみながらお散歩するのもストレス解消になります。身体の内と外から「めぐる心身」をつくりデトックスすることが、次にやってくる季節の健康につながると、東洋医学では考えられています。

春を楽しみましょう!

 

【五十嵐和恵(いがらしかずえ)プロフィール】
福岡市出身。時間とともになんとなく年をとるのではなく、加齢に対して前向きに準備をしながら素敵な年齢を積み重ねてゆく=「ポジティブ・エイジング」を提唱。東洋医学のある暮らしでうつ病や難病も克服。お子さんからシニアまで幅広い世代の方に、セミナーや講演会を開催。福岡県立高等学校食育出前講座、西南学院大学市民講座などの講師を務める。
公式Instagram

 

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