【 五十嵐和恵の季節に合わせた暮らし方 Vol.3 】 2019.8.8~11.7 秋の過ごし方&食べ方

まだ夏真っ盛りではありますが、これからの季節の暮らし方についてお話ししましょう。

夏から秋、空気はムシムシからカラカラへ。陽から陰へと大きくエネルギーの変わる時。夏の疲れを癒し、乾燥に対応しながら冬への準備をはじめることが、秋の養生のポイントです。

 

秋は夏の疲れをとる季節

実りの秋。夏に成熟した植物が実を結ぶ収穫の季節です。秋風と共に、高ぶっていた心身も落ち着いてきます。

「スポーツの秋」とは言いますが、秋はまず夏に消耗した心身の疲れを癒すことが第一。朝晩と日中の寒暖差がでてきて真夏のような生活を続けていると、体調を崩す原因に。いかに速やかに夏の疲れをとるかが大切です。


乾燥に注意

秋になると急に空気が乾燥します。乾燥にうまく対応できないと、風邪ではないのに、のどが痛い、せきが出る、鼻水がつまるなど、呼吸器の不調が。潤す効果のある食材をとったり、こまめに水分をとったり、マスクをしたり… 身体の内と外から乾燥対策をしましょう。

 

はちみつ大根(一晩おいたもの)

 

秋のおすすめは白

白ごま、れんこん、ゆり根、大根、白きくらげ、はちみつなど、白い食材は呼吸器に効果的と言われています。

私は乾燥する秋冬、冷蔵庫に常備しているのが「はちみつ大根」。皮のまま大根を切って容器に入れ、ひたひたになるまではちみつを注ぎます。一晩おくと大根の水分がでてきます。それを喉の調子がちょっと悪いな、と感じた時にすぐに飲みます。大根は炎症を抑えてくれ、ハチミツは潤す効果があります。オーガニックや無農薬栽培の大根なら薬効も高いですね。

 

白きくらげのデザート

【白きくらげのデザート】

白きくらげは肌に潤いを与えてくれる女性にはうれしい食材。肺の働きをよくするため、のどの痛み、口の渇き、空咳などにも効果的。熱湯でサッとゆでてサラダやスープに入れるなど、淡泊な味なので何にでも使えます。

煮るだけと簡単だけれども珍しいので、私はおもてなしの時によく作ります。はちみつも潤す効果があるので、乾燥する季節におすすめのデザートです。なるべくオーガニックや低農薬栽培された旬の果物を皮ごと入れて楽しみたいですね。

〈材料〉
・白きくらげ(乾燥)
・はちみつなどお好みの甘味
・旬の果物などお好みの具材

〈作り方〉
①白きくらげを水で戻し、石づきを取る。
②①を水がなくならないよう気を付けながら、弱火でコトコト3時間くらい煮ると、急にトロッとなる瞬間がやってくる。
③トロトロにやわらかくなったらできあがり。
④お好みの甘味と旬の果物などお好みの具材を入れて完成。
(写真は、はちみつ&いちじく・ぶどう・くこの実・はとむぎ)

 

冷たい秋風をふっと感じると、もの寂しさを感じがち。感傷的になりすぎると、不調につながります。秋はおおらかに過ごしましょう。そして、乾布摩擦もおすすめです。肌を刺激することは、呼吸器のトラブル予防に。私は毎日続けています。身体中に触れることで脂肪のチェックにもなりますよ。

秋はおいしいものがいっぱい! まずは夏の疲れをしっかりとり「食欲の秋」を楽しみましょうね。

 

【五十嵐和恵(いがらしかずえ)プロフィール】
福岡市出身。時間とともになんとなく年をとるのではなく、加齢に対して前向きに準備をしながら素敵な年齢を積み重ねてゆく=「ポジティブ・エイジング」を提唱。東洋医学のある暮らしでうつ病や難病も克服。お子さんからシニアまで幅広い世代の方に、セミナーや講演会を開催。福岡県立高等学校食育出前講座、西南学院大学市民講座などの講師を務める。

五十嵐 和恵 公式Instagram

 

 

 

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