日本で森林面積の割合が1位という高知県。高知の暮らしは、ほとんどが山と言っても良さそう。そんな自然豊かな場所で、「一般社団法人エンジェルガーデン南国 『南国にしがわ農園』」のグァバが栽培されています。
南国にしがわ農園では、肥料や除草剤も使わない徹底した自然栽培が実践されています。2013年9月には有機JAS認証を取得し、2017年3月に有機加工食品としても有機JAS認証を取得。
土佐國グァバ茶 タグ付きティーバッグ/2g×15包:1,700円(税別)
「グァバ」は、ビタミンCや抗酸化力、ダイエットに効果が期待できるトロピカルフルーツ。それまで、科学的なデータがなかったものを、南国にしがわ農園ゼネラルマネージャー西川きよ(にしがわ きよ)さんが、研究を重ね開発したのが「土佐國グァバ茶」です。
白く美しいグァバの花
グァバの研究は、「高知大学フードビジネスクリエイター人材創出事業」の一環として行われました。国内産・海外産、トクホのお茶に比べ、血糖値上昇を抑制するデンプン分解酵素(α–アミラーゼ)阻害活性が高いこと、過剰にメラニンをつくるチロシナーゼの阻害活性が高いこと、スーパーオキシドとDPPHラジカルの消去能という高い抗酸化力などが学会発表されました。それらは、約800時間におよぶ研究と300時間の講義を受けたという、西川きよさんの努力の成果。
障がい者のみんなと一緒にスタッフも働きます
「南国にしがわ農園」代表理事の西川一司(にしがわ かつし)さんは、32年間特別支援学級でも教師を勤めてきた方。農園は、就労継続支援B型の指定を受け、産官学に加えて農福連携で6次産業化にも成功。
一枚一枚、丁寧に磨いて洗い、天日干しして乾燥させたグァバの葉が工場に運ばれています。西川さんの二人の息子さんも農園のスタッフ。血糖値や血圧、中性脂肪、便秘、むくみなどなど、たくさんの健康効果も実証された「土佐國グァバ茶」。焙煎にもこだわり、美味しく手軽に飲めます。じんわりと体の中から温かくなって、幸せに働くスタッフたちの様子まで目に浮かんでくるようです。
南国にしがわ農園 有機土佐國グァバ茶 30包入り
一般社団法人エンジェルガーデン南国 『南国にしがわ農園』
執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |