発酵は自然との調和。大地のエネルギーを直に感じる米からつくられた「オーガニック米麹甘酒」

古来、稲作と関係が深かった日本の文化。お米から、日本の生活を豊かにしてくれるような、さまざまな発酵食品が生まれました。「丸本酒造株式会社」は、三黄栽培やオーガニック栽培の米を使い、30年以上酒造りを行ってきた会社です。

「丸本酒造株式会社」と岡山県・倉敷市の「おはようナーム」、岡山県・総社市の味噌メーカー「まるみ麹本店」の3社でスタートした「発酵生活研究所」。人の生活に発酵を取り入れることで、より良い人間らしい生き方を目指すことが目的です。

2021年12月8日、「発酵生活研究所」から「有機米麹甘酒」が発売されました。ノンアルコール・ノンシュガーなので、年代を問わず楽しめます。甘酒は飲む点滴とも言われ夏バテ予防に飲まれることも多いのですが、冷やさずに冬に飲む甘酒も格別です。

すっきりとした旨さと優しい甘さが特徴
発酵生活研究所 有機甘酒  300ml
864円(税込)

「丸本酒造株式会社」は、栽培から醸造・瓶詰まで一貫して自社で行う「ドメーヌ酒造」。甘酒は、有機認証の自社栽培有機米100%で完成しました。それは、収穫量を気にせず、米本来の旨さを追求した栽培方法。人にも環境にも配慮した栽培によって、大地のエネルギーを直に感じることができるとか。

有機認証を取得した圃場

丸本杜氏は「オーガニックこそ、お米が持つ本来の味を出せる」と語り、取り組んでいるそう。農薬や肥料を使用せず、その土地が持つ力のみで育つ「力強いお米」こそ酒造好適米として、真の姿になるのではないかと考えています。土壌の栄養だけで栽培することによって、自然環境を農薬や化学肥料から守り、健康な大地に変えるからです。

酒造りは、お米の収穫を終え朝冷え込む季節に、自社栽培米のお米と米麹だけで始まります。「丸本酒造株式会社」では、精米工程で生まれる米ぬかと発酵工程で生まれる酒粕をペレット状に整形。これを圃場に戻すことにより優良な窒素肥料とミネラルを土に供給して、酒造会社ならではの循環を実現しています。

「丸本酒造株式会社」では、秋の稲刈り体験や蔵見学も開催されています。

微生物が調和して発酵し、お酒などの発酵食品になります。微生物の賜物は、私たちの生活になくてはならないもの。ポストコロナと言われる新たな年には、まず見えないものに感謝して、美味しい発酵食品をたくさんいただくことにしました。

 

丸本酒造株式会社 http://kamomidori.co.jp/

企業情報

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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