地域の食を知る。東京産こだわりの新鮮野菜と食品が並ぶ「農toコーヒーのマルシェ」開催!

農地が少ない東京では、地元で採れた野菜を購入する機会は少ないのが現状。気候変動やガソリン価格の高騰などの影響で、野菜の価格も高騰。東京都内で暮らす人たちへ安価で美味しい野菜を提供できれば…。

 20237月、人と自然の繋がりや、季節ごとの旬を知り、そして何よりも“地元のおいしい”を届けたいという思いから生まれた「農to食のマルシェ」。第2弾として2024年3月30日、31日の2日間、「農toコーヒーのマルシェ」がコスピ吉祥寺の屋上スペースで開催されます。

農家の方々が手間暇をかけてつくった産品を見たり触れたりしながら、ゆっくりと時間を過ごしてもらえるよう、東京都のカフェも出店。

さらに今回のマルシェでは、食料自給率0%*の東京から実現する地産地消プロジェクト「VEGESH TOKYO(ベッシュ・トーキョー)」と組み、東京都の新鮮で美味しい採れたて野菜が並びます。
*注1令和3年度(概算値)、令和2年度(確定値)の都道府県別食料自給率参照

「VEGESH TOKYO」は、新鮮な東京都産野菜をwebで購入できる、都内の地産地消を促すサービス。東京都の渋滞問題や物流の人手不足などの課題、物価上昇や環境負荷の観点から、持続可能な対策が必要。その解決策として、東京都の消費者ニーズに合う少量出荷対応の共同配送による物流システムを構築しました。

このサービスは、東京都デジタルサービス局が実施する、東京都スマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」のスマートサービス実装促進事業者の「株式会社unerry」と連携。unerryの運営するリアル行動データプラットフォームを活用し、データ分析によるサービス改善とサービスを必要とする人へ情報発信に取り組んでいます。

希少な採れたて野菜とこだわりの東京都産品の数々

マルシェに出店する野菜や加工品をご紹介します。
中西ファーム

「中西ファーム」は、東京都八王子市小比企町にある江戸時代から続く農園。たくさんの人が集まる場でもあり、カルチャーを創りだしている農園は、年間約100種類の季節の野菜を減農薬で栽培しています。ほうれん草、サラダほうれん草、ミックスリーフ、のらぼう菜などが販売予定。

あみちゃんファーム

立川市でエディブルフラワーや水耕野菜、いちごの栽培をしている、東京都GAP認証農場の「あみちゃんファーム」。今回は自慢のいちごを販売するそう。

左)川原製粉所:東京麦茶 右)遠忠食品:江戸前の佃煮

「川原製粉所」の東京麦茶は、昭和15年に練馬区で創業。出品される「東京麦茶」は、栽培期間中農薬を使わず育てられた国産の六条大麦を使用し、川原製粉所がこだわる伝統の「砂釜焙煎」製法で仕上げています。

「遠忠食品」は大正2年に創業した江戸前の佃煮屋。木更津産の生海苔を直火釜でじっくり炊き上げたもの。つくり手との対話を心がけ、安全で豊かな生産物をつくる里海・里山を育む環境活動にも積極的に参画。自社製品に限らず、美味しくて安全なものを届けたいという思いで、オーガニック食品を取り扱う直営店「遠忠商店」もオープンしています。

清瀬市の農家 関健一さん

そして、清瀬市の関健一さんが育てた、ココミニトマト、ココトマト、ココナスなど「VEGESH TOKYO」で取り扱いのある東京都産野菜もたくさん並びます。

イベント期間中は、「VEGESH TOKYO」で事前購入した東京都産野菜をコピス吉祥寺 A館3階 GREENING広場で受け取りも可能です。
※購入期限など、詳細はVEGESH TOKYOのwebサイトをご確認ください。
< https://vegesh.tokyo/ >

こだわりカフェと連携した特別メニューも登場

LAMP COFFEE_東京都産ほうれんそうを使ったクッキー

「LAMP COFFEE」は、日々の生活をLAMPのように明かりを灯すカフェ。「東京都産ほうれん草を使ったクッキー」は、八王子市下恩方の露地栽培、無農薬にこだわる「さかもとファーム」のほうれん草を使用。ほうれん草が苦手な子供でも食べられる「ほうれん草クッキー」です。

ONE DAY COFFEE STAND_東京産野菜のコッペパン

「ONE DAY COFFEE STAND」は、自然に囲まれた高尾にあるコーヒーショップ。併設している惣菜ベーカリー&カフェ「いなこっぺ」協力のもと、地元八王子の生産者「中西ファーム」とコラボしたメニューを提供。

その他、稲城市のいちご農家「小泉園」と老舗「有喜堂支店」とのコラボレーション「東京都産いちごを使った有喜堂支店作のいちご大福」や、今年の4月13日で創業100年を迎える、コピス吉祥寺 B館地下1階にある「スーパー三浦屋」も出店。今回は東京都産野菜を使用した加工品やオリジナルコーヒー、そしてコーヒーに合う東京のお菓子の販売などを行うそう。

開催場所のコスピ吉祥寺 A館3階 GREENING広場

マルシェは、直接生産者さんと会話できる楽しい場であり機会でもあります。どんな人たちがどんな思いでつくっているのかを知ることで、地元への愛着と信頼が増していきます。

【イベント開催概要】
・名称:農toコーヒーのマルシェ
・開催日時:2024年3月30日()~2024年3月31日()
      各日10:00~18:00
・開催場所:コピス吉祥寺 A館3階 GREENING広場
・入場料:無料
・主催:コピス吉祥寺 https://www.coppice.jp/

※イベントの詳細は随時コピス吉祥寺
https://www.coppice.jp/newsandevent/coppice/16964/ )でご確認ください
※販売予定の野菜や果物、メニュー等は、生育状況等により変更となる場合がございますのでご了承ください
※雨天決行、荒天中止いたします
※画像はイメージです
※イベントは、予告なく変更・中止する場合があります

《関連キーワード》
, , , , , , ,

執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

人気のWebコンテンツはこちらです

お問い合わせ