【OLE2019】地球と人に美味しい未来を目指す!モロッコのスーパーフードキャロブがオーガニックライフスタイルEXPOに登場!

チョコレートが大好きな人は多いと思いますが、その様々な問題を解決するチョコレートに代わる次世代チョコレート「キャロブ」をご存じでしょうか?

私ルミコ・ハーモニーがパッケージのキャラクターデザインをさせて頂いた理由は、キャロブは食品として非常に有意義でその魅力を一人でも多くの人に知ってもらいたいという想いからです。今回は、そのプロジェクトを推進する代表の田畑里佳さんにお話を聞いてきました!

 

美味しいチョコレートの裏舞台にある児童労働と環境問題

チョコレートは世界中の人を魅了する幸せなおやつ。でも、その舞台裏は児童労働問題や労働環境の悪さや、温暖化によるカカオ豆の病気の問題を抱えています。

昨今、中国やインドなどのアジア諸国による需要が高まり、大手食品会社によると2020年には世界が生産できるカカオの量よりも需要の方が100万トンも多くなると見込んでいます。ということは近い将来的には本物のチョコレートが手に入りにくい可能性が高まるかもしれないのです。

そんな中、次世代チョコレートとして注目されているのが「キャロブ」というマメ科の植物。カカオの風味があることから、太らないチョコレートとしてアメリカやヨーロッパ諸国の健康志向の高い人々から注目を集めているそう。

日本に普及している甘いチョコレートの味を期待すると風味など異なるものの、果肉自体に自然な甘みがあり、チョコレートとはまた一味違った優しい甘みを感じることができます。

また、チョコレートに含まれているカフェインが含まれておらず、低カロリーなので妊婦さんやお子様も安心して、食べることが出来るというメリットも!独特な甘みと苦味はお菓子、パン、グラノーラなども相性抜群で、ココアの代わりにミルクや豆乳と混ぜて飲んだり、チャイに入れても美味しいです。

キャロブはクッキーやドリンクなど幅広いメニューで楽しめます

 

もともとはスペイン、イタリアなど地中海近辺で栽培されているキャロブですが、SISTERS’ FAVORITESのキャロブのほとんどは途上国と呼ばれるモロッコ産のものを使用。大自然の恵みを受け、農薬を使わず自生で実っているキャロブは肉厚で甘く、砂糖を多く使用しなくても美味しいクッキーやココアが作ることができます。

このように素晴らしい資源があるのに関わらず、途上国モロッコでは仕事に取り組む意欲はあるのに仕事が見つからず途方に暮れている若者が沢山います。そこで、美味しい自生キャロブが沢山収穫されるムーレイイドリスという村で農薬不使用のキャロブを消費者に安心して届けられるプロジェクトを立ち上げました。モロッコから送られてきたキャロブというバトンを今度は国内のお菓子工場で受け取りキャロブパウダーの袋詰やキャロブクッキーなどの製品が生まれます。

SISTERS’ FAVORITESのロゴマークである 小さな姉妹はモロッコにあるこのキャロブの木に住んでいる設定。今後もここから 世界中の人々に 生きる喜び 働く喜び 食べる喜び 健康でいられる喜びを伝えていきます。

ルミコハーモニーによるイラストがパッケージに

 

糖尿病の強い味方

キャロブの成分の中でも注目すべきピニトールという栄養素。これが血糖値を下げて、糖尿病の予防に繋げる役割をしてくれます。もともと甘いキャロブですが糖尿病になる原因とはならず予防になるとは驚きです。

現在、糖尿が疑われる成人の推計は2016年に1,000万人(厚生労働省国民健康・栄養調査より)2012年の調査より50万人増えているそう。今後の予防策の一つとしてキャロブの活躍が期待されます。

人口減少防止の手助けにもなる可能性

日本に住む夫婦における妻の年齢が50歳未満で、結婚後15~19年の夫婦のうち、過去に不妊の心配をしたことがある割合は29.3%と全体の3割近くにのぼり増加傾向にあります。その半分以上にあたる約15.6%の夫婦が治療を受けていることから「夫婦の6組に1組が不妊に悩んでいる」時代と言われています。(国立社会保障・人口問題研究所調査より)

キャロブの成分であるピニトールは糖尿病だけではなく不妊症で悩んでいる人にも効果が期待されていると研究結果で明らかになってきています。


キャロブ豆のさやと豆をパウダー状にしたもの

 

驚きの栄養価

キャロブはコレステロールフリーで低飽和脂肪酸であること、カカオと比べて脂質が少ないのが特徴です。ビタミンB1、ビタミンAや、鉄分、カルシウムなどのミネラルを多く含み、中でも注目すべきなのが食物繊維の豊富さです。

食物繊維がたっぷりの野菜といえば、ごぼうですが、キャロブはその2倍!キャベツの21倍の食物繊維が含まれます。(100gあたり)

現在、便秘の日本人は全国に470万人。日本の人口から計算すると約470万人(日本人の約26人に1人)の方が便秘を患っていると言われています。(2015年調査)便秘でお悩みの方はキャロブに含まれている食物繊維の威力を一度試してみて下さい。

 

新商品ラインナップと8月2日3日にオーガニックライフスタイルEXPOに登場


SISTERS’ FAVORITES~こびと姉妹のお気に入り~の新商品「グラノーラdeキャロブ」2019年9月発売予定

アーモンド・マカダミア・クルミ・かぼちゃの種など栄養価の高いナッツ類を贅沢に使用したプレミアムグラノーラ。スーパーフードキャロブの甘みを活かしてノンシュガーを実現させました。朝からお手軽に美味しくお召し上がりいただけます。ヨーグルトにかけておやつに食べるのもオススメ。

9月末発売予定に先駆けて、8月2日3日に開催されるオーガニックライフスタイルEXPOにて特別価格の販売があります!

日時:2019年8月2日(金)、3日(土)時間10:00~17:00
場所:新宿NSイベントホール
入場料:1,000円(税込)(こちらから事前登録で無料になります)

 

最後に

宝石などの重さを計る「カラット」の語源をご存知ですか?
実はキャロブは種 子の重量が均等だっため、宝石の重さを計ることに使用されていました。そこから キャロブ→カロット になったと言われています。

普段食べているチョコレートを時々キャロブに代えることで地球と人の「おいしい」の未来を宝石のように輝かせることができる一つのアクションに繋がることSISTERS’ FAVORITESは願っています。

現地パートナーは、DAR AMAL〜希望の家〜代表の蒲地里奈さん。モロッコにて2010年から9年間にわたり女性自立支援活動を行ってきています。 DARAMALはモロッコで暮らすシングルマザーや独身女性、家から出ることも許されないなどの問題を抱える女性たち50人が手を動かし、前を向いて、夢を持って、生きていくために助け合っていく アソシエーション。

人気商品は小麦粉用の袋に、伝統的な刺繍を施して作られている通称 「小麦粉バック」軽くて丈夫でオシャレなことから国内に年々ファンも増えてきており、毎年限定で販売されるバックは即完売の人気ぶりだそう。

キャロブの木を見渡せる丘の上にて(左・代表田畑里佳氏 右・DARAMAL代表 蒲地里奈氏)

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執筆者:ルミコ ハーモニー

アーティスト・活動家。日本生まれ。フィンランド人と結婚後3児と国際的な暮らしを実践。親子で国際交流を支援するNPO法人ザ・グローバル・ファミリーズ創立者/副理事長。英語でアートをやる集団LITTLE ARTISTS LEAGUE創立者/アートディレクター。株式会社アマナ コミュニティマーケティングDiv.コミュニティプロデューサーとして多方面にて活動中。

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