春も早々と過ぎ、植物の成長も早く
新緑が眩しい季節。
筆者の庭にも、無農薬のハーブたちが気持ちよく伸びてきています。
今回は、スパイスのエッセンシャルオイルのお話。
スパイスと言えばカレーを思い浮かべる人が多いと思います。
カレーの香りで食欲が増進したり、食べてふわっと心地よくなったりすることがありますよね。
スパイスとハーブの違いは何かというと、
スパイスは、「調味料として扱われる香りのある植物で、食べ物に香りや風味、色などをつけるためのもの」
ハーブは、「香りをもち、料理以外でも活用できて多様性のある植物」
といった定義があるようです。
よく知られているエッセンシャルオイルは、花、樹液、種などから得られるもの。
スパイスとして知られる植物も、アロマのエッセンシャルオイルとして使われるものがあります。
中でもジンジャーやシナモンはポピュラーなものですが、ペッパーやナツメグ、コリアンダー、クミンなど、あまり見かけないものもあります。
ペッパーの香りには体を温めてくれたり、ナツメグの香りは気持ちを前向きに、コリアンダーの香りは胃腸が弱くなった時に効果が期待できます。
体が冷えて食欲がなく、気持ちが落ち込みがちな時には良さそうですね。
私たちが口にする食材としても、エッセンシャルオイルとしても、スパイスは体にとって良いものです。
でも市販のスパイスは、輸入されたものがほとんど。輸入の際には残留農薬などに厳しい規制がありますが、信頼できるオーガニックのスパイスを購入することが必要です。
エッセンシャルオイルは、おもに水蒸気蒸留法で香り成分を抽出しつくられています。最近では、個人でも使える蒸留器も販売されているので、オーガニックスパイスでエッセンシャルオイルづくりに挑戦することもできます。
ローズのエッセンシャルオイルをベースに、少量のペッパーの香りをブレンドすると、甘い中にピリリと引き締まる香りに変化するので、試してみては。
エッセンシャルオイルを自分の手でつくることで、スパイスの効能をより身近に感じることができます。
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