世界保健機関(World Health Organization:WHO)が発表した世界保健統計2023年版*よると、日本人の平均寿命は84.3歳で世界第1位だそう。一方で、健康寿命についても注目されています。
(*WHO:183か国を対象とした2019年の推計値)
日本は健康寿命も世界1位なのですが、それでも男性8.9年、女性11.4年の差があり、男性は約9年、女性は約11年にもわたって、健康上で何かしらの問題を抱えながら日常生活を送っていると指摘されています(参考:埼玉健康保険団体連合会「健康寿命を知っていますか?ポイントは平均寿命との差にあり!」)。
日本人の健康を支えていると言われる伝統発酵食品。中でも納豆については、「2020年にはイギリスの医学ジャーナル誌ブリティッシュ メディカル ジャーナル(BMJ)に、納豆食と長寿に関連する論文が発表され、アメリカやヨーロッパでも納豆ブームが起きました」(参考:そのもの株式会社)
地域に貢献する進化系納豆が海外需要をつかむ
左)そのもの株式会社 日高絵美(ひだか えみ)氏
中央)佐賀県江北町 山田恭輔(やまだ きょうすけ)町長
右)江北町有機研究会 北原靖章(きたはら やすあき)氏
令和6年2月26日に開催された内閣府主催「CJPFアワード2024」(クールジャパン官民連携プラットフォーム)。そこで「そのもの株式会社」の納豆を丸ごと活かした「そのもの納豆シリーズ」の中から、「そのもの納豆」と「こな納豆」がプロジェクト部門の優秀賞を受賞しました。
「そのもの納豆シリーズ」は、佐賀県の「江北町健康プロジェクト」が契機になりました。江北町産大豆で作った納豆で腸内環境日本一の町づくりを宣言し、江北町と江北町有機研究会、そして町民の方々と、地元の大豆で作った商品の健康効果を科学的に実証していき、健康的で持続的なまちづくりを、町全体で進めていくものです。
そのもの納豆 30粒:2,430円(税込)~
※遺伝子組み換えでない
https://sonomono.jp/spr5/sono/
「sonomono®」が商品流通拡大とマーケティング、PRなどを担い、「江北町町民」は地産地消による健康増進と科学的効果の実証への参加。そして地域振興・医療費削減を目指す「江北町役場」、「江北町有機研究会」による生産量と技術の向上・高品質生産と供給と、地域が一体となって健康な町づくりに取り組んでいます。
地元町民や専門家の協力のものと、江北町産大豆を独自の「そのもの納豆菌」で発酵してつくった納豆のフリーズドライ粉末の健康効果は、2022年9月に国際学術誌Nutrientsに査読付き論文が掲載されました。江北町民が自ら腸活モニターとなり健康効果の実証が続けられ、健康寿命の延伸が期待されます。
こな納豆50g:2,484円(税込)~
お試し18g/50g/150g
※遺伝子組み換えでない
https://sonomono.jp/spr5/kona/
納豆を丸ごと活かしながら、独特の匂いや見た目など、ネガティブ要素をクリアにして機能性や実用性を高め、外国人にも受け入れやすい商品が完成。米国amazonJAPAN STORE2023上半期ランキング/ビューティ部門で1位2位を獲得しました。
生きて腸まで届く、芽胞状の納豆菌
そのもの株式会社
そのもの納豆菌シリーズ「そのもの納豆」・「こな納豆」は、化学農薬・化学肥料不使用で栽培された佐賀県江北町産大豆(ふくゆたか)と、独自の「そのもの納豆菌(納豆菌SONOMONO株)」で発酵させた納豆を100%使用した完全無添加の納豆製品。納豆をフリーズドライ(凍結乾燥)で粉末化することで、納豆の栄養や生きて腸まで届く芽胞状納豆菌を効率的に摂ることができます。
芽胞状の納豆菌は、胃酸に負けることなく生きて腸にたどり着きます。そして腸内に達した納豆菌は、自ら善玉菌として働きながら、腸内にいる常在菌 ( 善玉菌 )を育てることで、腸内細菌バランスをサポートします。
また、納豆菌は、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌の働きを助け、腸内環境の改善に役立っています。乳酸菌やビフィズス菌は、酸素や活性酸素に弱いのですが、納豆菌は酸素を吸収し、活性酸素を分解してくれます。納豆菌の働きにより、腸内が乳酸菌やビフィズス菌などが活動しやすい環境となるのです(参考:そのもの株式会社)。
アイデア次第でいろいろな料理に
手軽に取り入れるのは、カプセルタイプの「そのもの納豆」。料理にかけたり混ぜたりして使うのはパウダータイプ「こな納豆」と使い分けできます。
「こな納豆」は、サイトにたくさんのレシピも公開されています。お味噌汁にスプーン1杯入れてコクや旨味を出したり、カレーやパスタ、サラダにも万能の調味料。アイスクリームやヨーグルトに混ぜることで、味と栄養バランスがアップします。筆者も朝食のヨーグルトやスムージーに入れてみました。納豆の風味はそのままで、少し大豆の味を感じます。食べやすいので汎用性が高い食品だと思いました。
離乳食にも!
タンパク質、ビタミン、ミネラル、豊富な食物繊維。納豆が苦手な人も、離乳食期、成長期の子ども達から、とろみがついた介護食まで、すべての人に幅広く応用できます。
カプセルタイプの「そのもの納豆」は、2024年夏頃を目処
sonomono® 公式サイト https://sonomono.jp/spr5/
英語版 https://sonomono.jp/eng/spr5/
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執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |