石垣島の自然が染める。収穫から商品づくりのすべてが手づくり、スローな藍染「shimaai」

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石垣島の農園

日本の最南端にある石垣島。島藍農園は、石垣島の恵まれた自然の中で化学肥料も除草剤も使わない土づくりをし、藍染の原料になる八重山藍「ナンバンコマツナギ(南蛮駒繋」を育てています。

 

収穫されたナンバンコマツナギの枝葉を約20時間水に漬け込み、消石灰を入れ攪拌して出来た沈殿物が藍の原料に。沈殿物と木灰と石灰、栄養源として小麦粉や米糠、蜂蜜などを入れ、発酵させて染液がつくられます。

 

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発酵している染液

加熱せずに植物から色素を採りだしたり、常温で染液を発酵させることができるのは、石垣島の温暖な環境ならでは。この地の理に敵った、大切な技術を後世に残していきたいという強い思いと、豊かな自然環境を守り活かしていけるよう、手間ひまをかけてものづくりが行われています。残液残渣などは、土に返し土の力に変わっていくとか。

 

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shimaaiのプロダクトは、空と海と太陽を表すコントラストが表現されています。ナンバコマツナギの青と紺、フクギ(福木)の皮から橙色に染められた美しい3色の美しい配色がメイン。

 

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裏地には赤い布。休日にもお出かけにも持ちたい、ピクニックトート:13,200円(税込)

伝統的で工芸的なイメージがある藍染。そんなイメージを払拭するような現代のライフスタイルに合った、必要とされるものづくりを心がけているそう。常に進化していくことにこだわり続け、デザインされていることが感じられます。

 

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肌触りの良いガーゼのストール 手織布 URIZUN ガーゼ:30,240円(税込)

 

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帆布素材のリボンバレッタ:2,430円(税込)

プロダクトはどれも手づくりのもの。中には、届くまで2週間以上かかってしまうものもあります。でも、そんな出来上がってくるのを待っている間も楽しいもの。その後、長く使える時間も合わせて大切に楽しんでほしい、石垣島からのプロダクトです。

 

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shimaai          http://shimaai.com/

 

 

 

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執筆者:奥田 景子

ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。

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