2008年、ドイツ・ベルリン北部の街モアビットからランドリーメーカーブランド「FREDDY LECK(フレディ レック)」はスタートしました。ランドリーシーンを通じて、サステナブルなライフスタイルを提案しています。日本では、子どもと海に影響が少ない洗濯洗剤やドイツの伝統的なシミ抜き用石鹸カルザイフェ、ランドリーブラシの販売などが行われています。
オーナーのFREDDY LECKさんは、どこか暗いイメージがあったコインランドリーを居心地が良いおしゃれな空間に変えた先駆者。ベルリンでコインランドリーとカフェがひとつになったウォッシュサロンを立ち上げました。
そんな「FREDDY LECK」から、マイクロプラスチックの排出を削減する洗濯ネットが発売されました。
オーナーのFREDDY LECK氏
演劇を勉強していたためコインランドリーも自己表現のひとつ
繊維業界の「海洋ゴミのマイクロプラスチック問題」
洗濯ものも守ってくれます
世界の海に50兆個あると言われているマイクロプラスチック、その35%(1位)は衣類などの化学繊維によるものという研究結果があります。ランドリーブランドの「FREDDY LECK」では、これを火急の課題ととらえ、洗濯時のマイクロプラスチックを削減できる洗濯ネットの開発に着手したそう。
そして、「Less Micro Plasticプロジェクト(伊藤忠ファッションシステム株式会社)」に加わります。
ランドリーネット マイクロ :¥2,970(税込)
材質:ナイロン100%/サイズ:約W40×D50cm
新商品「LAUNDRY NET Micro(ランドリーネット マイクロ)」には、0.025mmのごく細い特殊なナイロン繊維を採用。超微細な網目をつくることで、洗濯時に繊維から出る小さな繊維くず(マイクロプラスチック)を85%キャッチ。(※排出量の試験は、京都大学の田中周平准教授と「Less Micro Plasticプロジェクト」の共同研究により 排出量の85%削減を確認)
また、洗濯時の摩擦・摩耗を抑え、衣類の傷み・繊維の脱落を減らすことも確認。大切な洋服をながく愛用できるようサポートしてくれます。
フラッグシップショップで世界観を体験する
フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー
5年前にオープンした、日本のフラッグシップショップ「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」。渋谷まで電車で約7分の東急東横線・学芸大学駅エリアにあります。そこで、コインランドリー、カフェラウンジ、クリーニング、洗濯代行、グッズショップのサービスを提供しています。
洗濯しながら「FREDDY LECK」の世界観を体験できる心地よい空間。どこか懐かしい内装に、機能的でセンスを感じるランドリーグッズがたくさんありました。
カフェのみの利用もOK
待ち時間に本を読んだり、
コーヒーやオーガニックドリンクもあります
学芸大学駅は利便性がありながら、オーガニックにこだわった食料品店と昔ながらの洋菓子店など、新旧入り交じる商店街。少し歩いた先には自然豊かな公園もあります。そんな街で暮らす人たちの憩いの場所となるような店をつくりたい。「フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー」では、オーナーFREDDYさんの精神と現地の空気感が大切に引き継がれています。
ランドリー雑貨と一緒にスイーツも
「『前向きなココロとライフスタイルをランドリーシーンから』それが私たちのモットーであり、追い続けている夢です」というFREDDYさんの言葉。人が集うウォシュサロンから、新しい価値観や文化も生まれてきそうです。
FREDDY LECK公式サイト: https://www.freddy-leck-sein-waschsalon.jp/
オンラインショップ: https://fujiei-stores.jp/freddyleck/
Instagram:https://www.instagram.com/freddyleck.jp/
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執筆者:奥田 景子 ライター(エシカルファッション、フェアトレ-ドなど)。福岡県生まれ。文化服装学院スタイリスト科卒業後スタイリスト。以降雑誌を中心にしたスタイリスト。社会的なことに興味を持ち、大学院で環境マネジメントを学ぶ。理学修士を取得。2013年から福岡を拠点に移してライターとして活動中。 |