パタゴニアが全力で地球温暖化を改善するために投入した、環境革新的「カーンザ」を世界初商品化した「ロング・ルート・ウィット」ビール発売

地球温暖化が叫ばれて以降多くの企業や国家がその問題改善に取り組んできたものの、対照的に温暖化は加速するばかりです。「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む。」をミッションとして掲げるパタゴニアは、「1杯のビールで、地球を救う」というビールの販売を始めています。

●ビールでどうやって地球を救うの?

そもそも現在、地球が直面している課題が地球温暖化です。地球温暖化が進行すると、北極や南極の水が溶け海面が上昇して、現在の土地が水没して縮小される問題があります。また気候の変動で、台風の凶暴化など災害が多発する地域も増えています。

地球温暖化の原因となっているのが、二酸化炭素(CO2)が大気を覆ってしまい、地球全体が太陽で暖められた気温を放出出来ずに、温室の中にいる状態になってしまっています。

元々地中に石炭などで埋まっていた二酸化炭素をもう一度地中に固定化することで、大気をカバーする二酸化炭素をなくして、地球温暖化を食い止めようという計画です。では、どうやって二酸化炭素を地中に固定するか?そこで、開発されたのが、「カーンザ」という植物です。


●「カーンザ」って?

環境革新的な多年生穀物 「カーンザ」を世界初の商品化が非常に着目すべき点です。多年生の植物で、3.5m以上の長さになり、農薬、除草剤なしで不耕起で栽培が可能で、土壌侵食も防いでくれます。収穫後も根が土に残るので、土の中に炭素を固定することが出来ます。アメリカの研究機関〈ロデール・インスティチュート〉は2014年に「環境再生型有機農業で世界中の毎年の二酸化炭素排出量の 100%を土壌に隔離できる」と予測しています。

また、土中の有機物を増やし、土をより健康にすることが出来る植物です。普通の小麦よりも少ない水で育ち、一年生(一年で収穫)小麦よりも大気中から多くの炭素を地中に固定することが出来ます。

●環境再生型農業を志すアメリカの企業の努力

カーンザを作り出したのは、環境再生型の農業を志すアメリカの研究所「ランド・インスティテュート」。このカーンザを使ってビールを醸造したのはポートランドのローカルブリュワリー「HUB(Hopworks Urban Brewery)」。そして、この二者を結びつけたのがパタゴニアのビール好きの社員たちだったそうです。


●そもそも、パタゴニアがフード?!

パタゴニアは創業者がサーファーであったことは有名です。アウトドアの衣料やグッズを展開していくブランドでありますが、食の伝統と文化はパタゴニアで働くスタッフにとって常に大切なものと考え、日本では2016年に「パタゴニア プロビジョンズ」という食品事業部門が立ちあがりました。EUオーガニック認証のとれたムール貝など、環境を再生する上に、味も非常に美味しいラインナップが特徴的です。

是非お試しください~

製品名:Long Root Wit
日本語名:ロング・ルート・ウィット
産地:オレゴン州ホップワークスで醸造
規格:355ml/ アルコール度数 4.9%
価格:440円(税抜)、475円(税込)
発売時期:2019年4月25日(木)

概要:ベルギースタイルの白ビール/小麦、カーンザに、コリアンダー、オレンジピールを加え、さわやかながらも飲みごたえのある新しいビール。洋梨やコリアンダーの香り。

販売場所:パタゴニア直営店、パタゴニアオンラインショップ 、銀座ロフト
お問合せ先:パタゴニア日本支社カスタマーサービス 0800-8887-447(フリーコール・通話料無料)

 

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執筆者:ルミコ ハーモニー

アーティスト・活動家。日本生まれ。フィンランド人と結婚後3児と国際的な暮らしを実践。親子で国際交流を支援するNPO法人ザ・グローバル・ファミリーズ創立者/副理事長。英語でアートをやる集団LITTLE ARTISTS LEAGUE創立者/アートディレクター。株式会社アマナ コミュニティマーケティングDiv.コミュニティプロデューサーとして多方面にて活動中。

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