あっという間に2021年が過ぎ、2022年が始まりました。
冬のベランダ菜園は、春に向けてメンテナンスのタイミング。
気温の低下に伴って、コンポストの分解が遅くなります。野菜クズなどをコンポストに入れても乾燥はするけれど、なかなか分解されずに形が残り、あきらかに微生物の動きが鈍いなと感じます。
そこで、秋に残っていた苗などを抜いて、プランターの土をシートの上に広げ、残っている根っこなどを取り除いていきます。そしてサラサラになった土に燻炭などを入れて、プランターに戻し休ませます。EM菌など、微生物を増やすことを試してみたり、寒い中で試行錯誤しています。
プランターでは簡単ですが、農家さんの畑はそうはいきませんよね。
みなさん、さまざまな手法で自然と向き合いながら野菜を作っていただけているかと思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
休息の時期にはハーブやスープを楽しむ
じつは人間の体も同じで、冬は1年間頑張ってきた心身を休ませるタイミングでもあるんです。
きちんとメンテナンスして、また暖かくなったら積極的に活動できるよう、来年の春に備えたいと思います。
12月のベランダ菜園では、ボリジの花が咲いています。有機の種を9月に蒔いたもので、耐寒性があるので外でも大丈夫。ブルーで可愛い星形の花を咲かせてくれています。
ボリジはハーブの1種で、サラダに散らしたり、ハーブティにしたり。砂糖漬けやデザートの飾りつけにも。
福岡の「ことり農園さん」からは、葉つきの玉ねぎが届き、豆乳スープを作りました。
寒い日は温かいスープが美味しいですね。
無農薬野菜は、じゃがいも・人参など、皮をむかずにそのまま調理します。
栄養もとれて、時短にもなって一石二鳥。野菜の甘味を思う存分楽しめます。
新たな1年を、心身ともに健やかにお過ごしください。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
収穫や料理の動画をYouTubeにもアップしています。
よかったら覗いてみてくださいね。
Go Organics Japan 代表 田中美穂
香港・タイ・日本で活動する非営利団体「GO Organics Peace International」の日本拠点。2015年5月に「GO Organics Japan(ゴーオーガニクスジャパン)」としてスタートし、無農薬・無化学肥料で農業を営む農家さん達と消費者を繋げる活動をしています。また、農業ボランティアや農園運営での実践、シードマイスター、オーガニックコスメアドバイザー、フードコーディネーターの学びを通じて、種や土のこと、安心して使えるオーガニックコスメ、オーガニック食材を使った料理など、日常の生活に取り入れてもらうための活動もおこなっています。
https://goorganics.jp